「ブリッツ」見たよ


ロンドン市警に所属する強情で妥協知らずな刑事ブラント(ジェイソン・ステイサム)。彼はその情熱のあまり犯罪者に対してやり過ぎてしまうことも多々あった。そんなある日、ロンドン市内で警官ばかりを狙う連続殺人事件が発生。ブラントの横暴な振る舞いを追いかけてきた新聞記者ダンロップは情報提供者から電話を受けるが、その男・ワイスこそが事件の犯人である殺人鬼だった。実はワイス(通称:ブリッツ)にはある目的があって…。

『ブリッツ』作品情報 | cinemacafe.net

フォーラム那須塩原にて。


日本では"ハゲ"という呼称は侮辱表現として使われることが多いのですが、欧米圏にはそんな侮蔑はいっさい通用しない「ハゲ散らかしてるのにイケメン」という人が多く存在します。
記憶をたどりれば、元フランス代表のジダンにたどりつくのですが彼のいでたちはほんとうに衝撃的でした。当時大学生だったわたしは「髪が薄い==かっこよくない」という固定概念をもっていたのですが、その思い込みをくつがえすその風貌にただただ畏敬の念をおぼえずにはいられませんでした。
ジダン、まじかっこいい。


わたしは、いまもむかしも髪が細くて年をとったらハゲるんじゃないかと思っていますが、いずれハゲ散らかすそのときにはぜひジダンみたいにいかしたハゲになりたいものだと常々思っています。
え?無理?


さて。
本作「ブリッツ」はわたしのあこがれの存在ジダン以上のイケメンハゲであるジェイソン・ステイサムが主人公でして、これがまた超かっこいいんですよ。悪い奴らを見かければ手持ちの武器で容赦なくぶちのめし、小悪党をいびったり、バーで適当なことを言ってタダ酒を飲んだりと好き放題にふるまうのですが、その無法さがまた彼のあたまにかっこよさに磨きをかけます。


もちろんステイサムだってただ暴れまわっているだけじゃなく、むしろ軽犯罪の抑止に役立つ行動をとっていると言ってもよいくらいなのですが、警察の腐敗や堕落を叩くマスコミにとっては彼のとがった行動は格好のねらい目として叩かれるんですよね。
そしてそういった状況になればなるほど、ステイサムの「無愛想だけど信念を貫く姿」にわたしはより一層惹きつけられたし、それはきっと「みんなこいつを叩くけど、俺にはこいつのよさがわかる」的なそういう感情をうまく煽られたんじゃないかなという気がしました。


そういえば、この作品を観ながら「なんかこういう話の作品を観たことがあるけどリメイクなんだっけ?」とがんばって思い出そうとするも思い出せず、結局翌日にお昼ご飯を食べながら「ダーティ・ハリーに似てるんだ」ということに思い当たりました。


主役がハゲてないことをのぞけば、リメイクというほどではありませんがキャラクターや話の筋はすごく似てるような印象を受けました。


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