好きなものを反芻できるのってすごく幸せなことだなと思った話

今夜は映画を観に行きたかったのですが、夜中に仕事があったのであきらめました。
観たい映画ぜんぜん観れてなくて今年はかなりストレスたまってます。「ヘイトフルエイト」すら見逃してますからね...。


さて。夜はいったん帰宅してランニングしてご飯食べてから歩いて仕事に行ったのですが、この一連の行動のあいだ、先日見た「リップヴァンウィンクルの花嫁」のことをずっと考えていました。

ネットで出会った人と付き合って結婚したものの、結婚式に呼ぶ親せきがいなかったのでネットで知り合った人に手配してもらったらなぜかそのことが配偶者のお母さんにバレて離婚する羽目になるというところから始まる物語。岩井俊二監督の新作ということで楽しみにしていましたがめちゃくちゃおもしろかったです。

この作品にはいくつかふわっと描かれていて真相があやふやなところがあってそこがすごく気になっていました。

そこがはっきりしなくても話にはぜんぜんついていけるのであまり気にしないつもりでしたが、見終えてからもずっとそこが気になっていて気づくとそのことばかり考えています。答えが出そうで出ないのがすごく気持ち悪いのですが、こうやってひとつの作品を反芻するのはすごく楽しいです。


見終えたときもすごいいい作品だなと思っていたのですが、日を追うごとにその気持ちはどんどん膨らんでいて5月からのヒカリ座での上映時にも観に行こうかなと思ってます。