2013年2月に読んだ本

あと少し、もう少し

あと少し、もう少し

2013年2月に読んだ本は3冊でした。


2月に読んだ中で特におもしろかったのは「あと少し、もう少し」です。大好きな瀬尾さんが駅伝をテーマにした小説を書いたというだけでもかなり期待値があがったのですが、読んでみてその期待を上回るほどすばらしかったです。走るのをみるのが好きだという人はわりと少なくないようですが、とりわけ駅伝の人気の高さは群を抜いているように感じます。

走ってタスキをつなぐ。ただそれだけのことなのに一人で走ることよりも、とてもドラマチックに見えてしまうんですよね。

もともと著者の瀬尾さんは人間関係の変化を描くのがとてもうまい方なのですが、駅伝というそれだけでも物語性をもったテーマを扱うと相乗効果でものすごい威力を発揮していました。これは何度も繰り返し読みたくなる作品です。


3月はどのくらい本が読めるのか不安ですが、気になった本は積極的に読むようにしたいです。というかこのペースでの読書って「本を読むのが好きです」って言える頻度じゃない気がしてきました...。(おしまい)




2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:832ページ
ナイス数:25ナイス

さいはての彼女 (角川文庫)さいはての彼女 (角川文庫)
読了日:2月18日 著者:原田 マハ
あと少し、もう少しあと少し、もう少し感想
駅伝を走ることになった6人の中学生それぞれの視点を描いた群像劇でしたが、とてもおもしろかったです。駅伝を走るまでの出来事をランナーである生徒ひとりひとりの視点で回想しつつ、それぞれの物語を襷をつなぐように紡いだすばらしい傑作でした。
読了日:2月7日 著者:瀬尾 まいこ
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)
読了日:2月7日 著者:窪 美澄

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