新潟県柏崎市で開催された第21回柏崎マラソンに参加してきました。
4年ぶり9回目の大会参加でした。そして2014年以来、9年ぶりにハーフを走ってきました。
結果
平均ストライド(m) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|
1.01[m] | 195[歩/分] |
合計:21.1km/01:46:53(5分03秒/km)
順位は男子総合401人中184位、種目別(40-59男子)で232人中109位でした。ほぼ真ん中!
スタート前
朝からあいにくの雨でしたが、今回はかなり会場に近い場所に車を停められたので雨が止むまで少し待つことにしました。が、待てど暮らせど雨は止まないのでスタート40分前(8:20)に諦めて車から出てウォームアップをすることにしました。すごい雨ではないものの、靴が濡れる程度には降っていました。
それでも雨で体が冷えるというほど寒くもなく風も大したことがなかったのでスタートである陸上競技場会場内をぐるぐる2kmくらい走って体を温めました。走っているうちに雨も徐々に弱くなり、スタート10分前には止んで日が出てきたので一安心しました。
スタート5分前から並んで予定どおり9:00にスタートをしてきました。
スタート ~ 10km
今回はそんなに前に並んだわけではないのですがスタートロスは5秒くらいでした。参加人数が多くなかったのでこんなもんでした。
スタートしたら競技場内を半周くらいしてから公道へと抜けていきます。例年であれば公道に出て少し走ったら左折して街中に向かいのでそのつもりでいたのですが、なんと今年は左折せずに右折して海方面へと誘導されました。今回からなのか前回、前々回のどちらからなのか分かりませんがどうやらコース変更がされたようです。街中を走る部分がすごく好きだったのでとても残念でしたが、とりあえず気を取り直して左折しました。
さて。今回は7月下旬のメロンマラソン以来、3カ月ぶりのハーフマラソンです。メロンマラソンで一度完走しているとはいえ、ここしばらく1回に走る距離は10kmくらいだったので正直ちゃんと最後まで走り切る自信はまったくありませんでした。せっかく柏崎を走れるのに途中で歩いたり立ち止まったりしたくなかったので今回は無理のないペースで走りたいと思っていました。ただ、初めて柏崎マラソンを走ったときのタイム(1時間51分)よりも遅いタイムは出したくなかったので 5'10/km くらいでペースを保って走ろうと決めて走りだしました。
最初の1kmのタイムを確認すると 5'08/km でほぼ予定どおりだったのでこのくらいを体感ペースで維持するよう心掛けて走ることにしました。
スタートして海沿いに出ると最初は左折してしばらく米山方面へと向かいます。そしてしばらく走ったら折り返してきてそこからは例年と同じコースとなりました。街中を走るとなると交通規制も大変で難しいんだろうなというのは理解しつつも、やっぱり最初は街中を走りたかったな...と思っちゃいます。
直前まで雨が降っていたこともあって海沿いにはあまり多くの人はいませんでしたが、スタッフの方や応援してくれている方から声をかけてもらうととても嬉しくていつものようにお礼を言いながら走りました。応援してもらうと嬉しくてペースが上がっちゃうのでそこはだいぶ気を付けていたのですが、応援してくれている人が多いところはどうしてもテンションが上がってしまうのでそこはもう仕方ないと割り切って気持ちよく走ってきました。
折り返して再度スタート地点付近に戻ってきたところで4kmを通過。ここからやっと柏崎マラソンが始まる気持ちに切り替わります。
スタートしてから時折パラパラと小雨が降っていましたが風もなく雨も強くなかったのでとても走りやすく感じていました。
6km地点まではひたすら海沿いを北上し、6km地点を過ぎて少し走った先の交差点を左折。ここから10kmまではフラットでひたすら直進が続くし防砂林があるおかげで風の影響も受けにくくてとても好きな部分です。さらにスーパーやコンビニ、住宅がある道路なので沿道で応援してくれている人もいて元気をもらいながら走りました。ここはほんとうに走っていて楽しくて最高です。8kmから9kmまでは少し上り気味になるのでペースが落ちそうになりましたが、この区間は住宅の多いところでもあって沿道で応援してくれている人も多かったおかげで覚悟していたほどペースは落とさずに(でも無理はせずに)走れました。そして気付けば10km地点に到達。ここからは最大の難関である上りが始まります。
10km - ゴール
10kmを過ぎて少し走ると原発前の上り坂が始まります。
# ここ
斜度はそこまででもないのですが、最近はアップダウンなんてまったく走ってないので2kmで60m上るこの程度の坂でもかなり手ごわく感じます。走る前はめちゃくちゃビビってました...。
この坂は距離がやや長い+ところどころ左右に大きく曲がっているところが大変なので、そのことだけは頭に入れつつ絶対に無理しないように心がけてひたすら無心で坂を上りました。ここが今回一番大変だというのは分かっていたのでとにかくここで無理をして潰れることだけはしないように気を付けていたら覚悟していたほどはつらくはなかったです(しんどいのはしんどかったけど...)。
11kmを過ぎて、12kmを過ぎたら坂は終わり、そして例年よりもだいぶ手前に折り返し地点がありました。
折り返したらすぐに下り坂なのでそこからは遅れたペースを取り戻す...なんてことは考えず、ここまでの疲労を癒せるペースを維持して走りました。こういう坂では下りで飛ばさないと結構大量な人に抜かれることが多いのですが、今回は参加している人自体が少ないからなのかこの下りの2kmでは1人しか抜かれなかったのでちょっと意外でした。
坂を下り切って少し走ると15km地点でそこから住宅街を抜けると16km地点です。フルマラソンのときもそうなんですが、ここまでくれば完走はもう見えてきて心にもだいぶ余裕が持てるようになります。
風もさほど強くないし沿道からはたくさん声をかけてもらえるしとても気持ちよく走れたのですが、一方で直前のアップダウンでだいぶ疲れたようでペースが徐々にペースを維持するのがつらくなってきました。とりあえず無理し過ぎないようにしつつ、5'15/kmくらいは維持できるように走り続けました。無理にペースを上げなくてもいいと思うと気持ちがだいぶ楽になったのでそこまでペースを落とさずに走ることができた気がします。
20km地点を過ぎたところでだいぶ余力がありそうだと自覚できたので、意識的にペースを上げてゴールへと駆け込みました。
まとめ
上でも書いたとおり、今回の柏崎マラソンはいくつか以前(4年前)から変わった点がありました。
その中でもコースの変更とかはこの程度なら全然いいんですが、それ以外のコストカットに関する部分について個人的にはちょっと気になりました。参加者名やスポンサーが記載されたパンフレットがなくなったことや完走証がなくなったことは分かりやすい変化ですが、それ以外でも記録集の販売や豚汁の無料配布を止めたりトイレの数が減ったりという変化もありました。豚汁についてはこういうご時世なので飲食に関するサービスが難しいというのは分かるのですが、記録集の販売やトイレの削減というのはちょっと残念に感じた変化でした。
自分はわりといろんな大会で走っている方だと思っているのですが、柏崎マラソンの特徴のひとつに立ちしょんしている人をほとんど見かけないというものがありました。
ほとんどというのは記憶にある限りではおぼえていないというだけで絶対にいないとは言わないのですが、でも過去にハーフを3回走り、フルを5回走ったときの記憶を掘り起こしても立ちしょんをしている人のことは思い出せません。ちなみに他の大会(フルマラソン)ではほぼ100%いるし見かけるくらいありふれた存在、それが立ちしょんおじさんなんですが、それがいないということが柏崎マラソンの良さを表していたと思っています。適切な間隔で適切な量のトイレがあるということは決して当たり前のことではなくてとてもすごいことだと思っています。ところが今回は14km地点を少し過ぎたところの道路沿いに神社の駐車場があるのですが、その端っこで立ちしょんしているおっさんを見かけました。フルマラソンを走ってたときには見かけなかった立ちしょんおじさんがハーフマラソンで出てきました。
実は例年おっさんが立ちしょんをしていたところには仮設トイレがあったと記憶しているのでその人ももしかしたらあの人もそれを期待してそこまで我慢したのかも知れませんが、とはいえさすがにこれはよくないな...と思いました。おっさんとは距離がだいぶ離れていて注意ができなかったのが悔やまれますが、一方で今回は全体的に仮設トイレがとても少なかったことも気になっていました。参加者が少なかったことためかも知れませんが、スタート・ゴールの会場もトイレがすごく少なかったしRUNNETの大会レポでもトイレが少ないことに言及している人が数名いました。コスト削減は大事だと思うので削るところは削ってもらっても構わないのですが、トイレのようなコアな部分にはリソースを割いて欲しいなと思っています。
と不満を書いてしまいましたが、柏崎マラソンは自分にとって最後の砦というか走り続ける理由を与えてくれる大事な大会なので来年もまた開催していただけると嬉しいです。また柏崎でフルマラソンが走りたいです。