2019年3月に読んだ本 - 子持ちししゃもといっしょ

作者: 伊坂幸太郎
出版社/メーカー: 文藝春秋
発売日: 2016/07/08
メディア: 文庫
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2019年3月に読んだ本は10冊でした。

3月に読んだ本でおもしろかったのは「死神の浮力」です。
2月に続いて3月も伊坂さんの本をいくつか読みましたが、この「死神の浮力」は10年前に映画化もされた「死神の精度」の続編です。人に姿を変えた死神が特定の人と数日間を過ごしてその人がいま死んでもいい人のかどうかを判断される世界を描いた作品ですが、前作は緩くつながった短編集だったのに対して今作は文庫で500ページ超にわたる長編でした。

12月に体調を崩してからは誰か死んでしまう話がしんどくてまったく読めなかったのですが、この本は人が死ぬ話なのにまったく抵抗なく読めたし、むしろこの本を読むことでむやみと死を避けなくてもいいくらいに精神状態が落ち着きました。怖いからと言って目をそらしているとどんどん怖くなってくるので、いいタイミングでこの本を読めてよかったです。

あとはよく本屋で見かけていた「これは経費で落ちません」シリーズにも手を出してみましたが、とても読みやすくておもしろかったのでシリーズ5冊全部を立て続けに読んでしまいました。5巻は今年の2月に出たばかりらしいので、続きはかなり先になりそうです。ざんねん。

読みたい本がまだまだたくさんあるので4月も読書を楽しみます。(おしまい)