「近キョリ恋愛」見たよ


英語以外は何でもできる超クールな天才女子高生・枢木ゆに。4月から赴任してきた史上最高の男前、ツンデレ英語教師の櫻井ハルカから、特別補習を言い渡される。日々の補習が始まり、スマートで毒舌な櫻井に翻弄されながらも、不思議な感情が芽生え始めるゆに。それが“恋”だと知り、戸惑いながらも「私は先生が大嫌いで大好き!」と不器用に告白。最初は頑なに拒んでいたハルカも、ゆにのひたむきな姿に次第に心が傾いていく…。

『近キョリ恋愛』作品情報 | cinemacafe.net

少女漫画が原作というのはわりと苦手な部類に入るのですが、監督が大好きな熊澤監督ということで観に行ってきました。


数学オリンピックで金メダルをとり、学校の成績はいつもトップでカルフォルニア大学への留学が夢だという主人公のゆに。
そんな彼女が唯一苦手としていたのが英語でして、そんな彼女に特別補修を命じたのが山P演じる櫻井。

いつも感情を押し殺していて無表情な「ゆに」と、相手の所作のひとつひとつに目を配っているくらい繊細なくせに相手の気持ちなんてお構いなしな発言をしてひたすら相手との距離をはかる櫻井の二人が、英語をとおして仲を深めていくというお話なんですが、物語は可もなく不可もなくというか、いかにも少女漫画が原作といった内容でした。


ベタといえばたしかにベタですし、物語の流れを読んでいればそこから逸脱するような展開もありませんが、物語のあちこちに「壁ドン」や「頭ポンポン」、「後ろから不意に抱きしめギュッとする」「授業中に教壇に隠れてキスする」といったスタンダードかつ模範的な興奮シチュエーションが盛り込まれていたために、その実写化サンプルとしてはとても勉強になる内容でした。

壁ドンってあんな感じなのね。


ただし、主演2人の演技は決して褒められるレベルものではなくもうちょっと頑張って欲しかったなというのが正直なところです。

それでも2人が演じるそれぞれのキャラクターもまたあまり口数の多くないという設定だったために、演技がおぼつかないところも演じている役のキャラクターを壊すようなものにはなっていなかったしそこそこマッチしていたと思います。


作品としては決してダメではないと思いますが、すごくよかったとはちょっと言いがたいレベルの作品でした。
嫌いじゃないけど好きというほどではないという感じでしょうか。


@TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞



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