「映画スイートプリキュア♪」見たよ


音楽が溢れる町、加音町。この町で育った北条響南野奏は小さい頃からいつも一緒。しかし、近頃は全く意見が合わない。けれど、2人の正義の心がひとつになったとき、キュアメロディキュアリズムに変身し強大な悪に立ち向かう! 今年で8年目となるプリキュアシリーズのテレビ最新作「スイートプリキュア♪」が、劇場版第11弾として登場。

http://www.cinemacafe.net/movies/cgi/23506/

TOHOシネマズ宇都宮にて。
初めてプリキュアの映画を映画館に観に行ったのは「YES!プリキュア5 GOGO」でして、数えてみるとあれから3年の月日が経ちました。プリキュアなんてアニメ好きのおっさんたちが観るものと決めつけていたのですが、初めてプリキュアを観た時に「スピード感と迫力あるアクションシークエンス」のクオリティの高さには心底感心させられたことをいまでも思い出します。


本作「映画スイートプリキュア」もまた、そういったアクションシークエンスの質の高さについては文句なしによくて大変満足できました。ストーリーも分かりやすさと奥深さをうまく併存させていて、大人も子どももそれぞれが楽しめる構成になっていました。欲をいえばいろいろありますが、基本的に及第点です。


特にメインターゲットである子どもに対しては細かい配慮がされていて、配布されたライトの使いどころやマナー説明は例年よりも優しく丁寧でしたし、最後のダンスへの参加呼びかけなんかもすごく気配りがされていてよかったです。



ちなみに、来年3月17日からここ数年は恒例となったプリキュアオールスターズが上映されるそうでして、映画の最後で告知されていました。


例年のプリキュアオールスターズは、過去のシリーズの全メンバーを撒き餌にして昔ながらのファンをかき集め、その人たちに直前2月に始まったばかりの新シリーズを紹介して興味をもってもらおうというものでして、作品の内容の良し悪しよりもお祭り騒ぎして楽しむことを目的としている節があります。きっと今年もそうなるだろうと踏んでいるのですが、もし今年の2月から新しいシリーズが始まらないということがもしあれば、果たしてオールスターズはどうなあるのかちょっと興味があります。


そもそもそんなことを思いついたのは、実はこの映画の入りがすごく寂しかったからなんですよ。
例年であれば公開直後の二日間はほぼ満席で早めに席を取らないと並んで座るのさえ難しかったのに、今日は空いている席も散見されてなんだかずいぶんと世間のプリキュア熱が冷めてるように感じられました。子どもたちも少なかったのですが、特に大人だけできてる人が少ないのが印象的でした。


スイートプリキュアは絵も音楽もすごくよくて、とくにエンディングの「♯キボウレインボウ♯」はダンスも曲もかわいらしくてすてきだと思うんですけどね。世の中、なにがうけるのかわからないなー。


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