「乱暴と待機」見たよ


お互いに激しい好意を持ちながらも、天井裏から“のぞく・のぞかせる”という歪んだ関係しか築くことのできない男女、山根英則(浅野忠信)と緒川奈々瀬(美波)。彼らの近所に一組の夫婦(小池栄子山田孝之)が引っ越してきたことで、2人の関係性に変化が生じる――。気鋭の女性作家・本谷有希子が、自身で手がけた伝説的演劇を小説化した同名小説を映画化。

『乱暴と待機』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
何となく思いついた悪ふざけみたいなストーリーでして、終始緩い空気に包まれた作品でした。セリフや演出もどことなく舞台っぽい感じを受けたし、それがとても面白いと感じられる内容でとてもよかったです。日常のようで日常ではない、どこか別の世界を描いているようなこういう作品ってすごく好きです。
あと、個人的に奈々瀬みたいな「他人に嫌われたくなくてついつい相手の言うことを聞いてしまう」っていう考え。何となく分かるんですよね。共感をおぼえる、というのとは違うのですが、こういう自分の中にある一部分と極端にリンクする人が出てくると作品にグッと惹きつけられます。


ただ、こういう作品は相当好き嫌いが別れるだろうなあ...とも感じたので、この作品は誰にも勧めないことにします。


そういえば、この作品をみてすごく気になったのは主演の美波さん。最近何かの作品で観たことあるような気がして上映中ずっと考えていたのですが分からず、帰ってきてから調べてみてやっと判明。「バトル・ロワイアル3D」で川田(山本太郎)の彼女として出てきていたのでした。あれ、10年前の映画だからずいぶんと見た目は変わっていますが、目元のあたりとか雰囲気が当時の印象を残してるように感じました。


公式サイトはこちら