ライアン・ビンガム(ジョージ・クルーニー)は、年間322日も出張で飛び回り、企業のリストラ対象者に解雇を通告するプロフェッショナル、“リストラ宣告人”。全米中を旅しながら、二度と会うことのない相手に人生のやり直しを宣告する。そんな彼の唯一の生きがいは、出張で乗る飛行機のマイレージを貯めること。しがらみという煩わしい人生の荷物を背負うことなく、夢の目標1,000万マイル達成だけが彼の存在証明だった。しかし、ある日ライアンに予期せぬ出会いが訪れ、自分の立場と1,000万マイル達成を危うくする存在が現れる――。
『マイレージ、マイライフ』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮にて。
2時間飽きることなく楽しませてくれる作品であり本当におもしろかったのですが、ひとつだけ残念に感じたことがあります。
それは作品全体から主張される「ひとりでいるのは寂しいよね?」的な主張のうっとうしさです。
家も持たず、仕事以外での人とのかかわりも極力減らし、自らのやりたいことを最優先して生きるライアンの生き方はすごく自由で楽しそうに見えたのですが、結局最後には人と関わって一緒に生きていくのがいいんじゃね?みたいなところに着地してしまうという平凡さにがっかりさせられたのです。
他にもこういう教訓めいたことを伝えようという作品は既にたくさんあるわけで、そうじゃなくて、家族とか友だちとか全然いないけどこんなに人生って楽しいんだぜ!!という話をこの作品だったら見せられたんじゃないかと思うし、わたしはそういうのが見たかったなと思ったのです。
それでもおもしろかったのはさすがですが、期待以上とまではいきませんでした。
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