「あなたへ」見たよ


北陸の刑務所で指導技官として働く倉島英二(高倉健)。彼は、周囲から独身を貫くものと思われていたが、50歳を目前に刑務所に慰問に来ていた歌手の洋子と結婚する。平穏な日々を過ごしていた2人だったが、妻の洋子は53歳という若さで死んでしまう。悲しみの中で英二は、生前洋子が遺した絵手紙を受け取り、故郷の海に散骨してほしいという彼女の思いを知り、洋子の故郷である九州へと長い旅を始めるのだが…。

『あなたへ』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。


亡き妻の遺言にしたがい、遠く離れた長崎で散骨するために車で旅をするといういわゆるロードムービーですが、正直いまの自分にはちょっとしんどいテーマでして観おえてぐったりしてしまいました。

映画自体はすごいおもしろかったというか、そもそもロードムービーというジャンル自体が大好きですし、かなりざっくりとしたご当地紹介ムービーではありましたがそれでもあちこちを旅してまわる様子は見ててすごくおもしろかったんですよね。

あとは意外にもサスペンスフル*1な展開もありまして、何も気づいていないような顔をしてたのに、サラッと問題解決をはかる倉島さんの名探偵ぶりにドキッとさせられました。


というわけで本当におもしろかったし大好きなんですが、ただ、いまは自分が老いたときのこととか人生の末路というものについて一切考えたくない気分でしたので、それについて嫌でも考えさせられることになる本作は身もだえするぐらいみていてつらかったです...。


公式サイトはこちら

*1:というのはちょっと言い過ぎかも知れませんが