映画館で映画を見る7つの理由

DVDで見れば安いし周りに気を遣わなくてもいいのに、何でわざわざ映画館で映画を見るの?と聞かれたことがあります。たしかに、DVDのレンタルであれば数百円で済むところが映画だと1本1800円くらいはかかるし、周囲の雑音が気になって集中して見られない時もあります。それに時間も決められちゃってるので見たいタイミングで見られない(特に田舎だと上映回数が少なかったりするのでよりシビアです)と言うのはなかなか不便ではあるのです。
それでもやはり映画館で映画を見たいと私は思うのですが、その理由をまとめてみました。

    1. 新しい作品がいち早く見られる
    2. 大きな画面+大音響という環境で見るのが好き
    3. いろんな映画館に行くのが好き
    4. 見知らぬ人と肩を並べて映画を見るのが好き
    5. 上映が始まるまでの焦らされるような時間が好き
    6. 映画を見終わった後に感想を言い合いながら外に出て行く人たちを見るのが好き
    7. そもそも映画館という空間が好き


結局、映画を見るという行為や映画館そのものが好きなだけなんですよね。映像がキレイ、音響がいい...なんてのは今の私にとっては比較的優先順位が高い理由ではなく、一般的にはそうなのかな?と思う理由の一つでしかありません。
見えにくかったり、音が割れてたりしなければ気にならないですね。大迫力!!みたいなアクションはあまり見ないせいかも知れません。
そんな瑣末な事よりも、行った事の無い映画館に初めて行く時のドキドキ感や、舞台挨拶や上映初日の初回が始まる直前の気分の高揚の方がすごい大事。こればかりはDVDではとても味わえません。そして同じ映画を見たいと集まった人たちの中にまぎれられている自分が何かすごい好きなんですよね。別に誰かと会話をするわけでもないけども(話しかけた事はあるけどw)、でも同じものを目当てに集まったもの同士が作るあの空気はとても居心地が良くてたまりません。


そういう意味では、池袋の新文芸坐で「虹の女神」を一日だけ再上映した時に見に行った際に感じたあの空気が、私の理想とする空気だと思うのです。その作品を好きな人がその作品を見るために集まった場所が好きなだけなんですね。