近藤さんの日記から

http://d.hatena.ne.jp/jkondo/20060422

近藤さんの本を読んで興味が出てきたので、日記を見てみました。その中で一番面白かったのがこの日の日記。

新しい技術を習得したり、時間を掛けて作り上げた結果は、何かのアウトプットとして出さなければほとんど意味がありません。
知識や結果を自分の中に残すだけで終わるのは、それを活かしてサービスを作りたくさんの人が使えるようにする事に比べると驚くほどちっぽけな仕事です。

また、3日間で作り上げた素晴らしい仕組みをそのまま1週間寝かせてしまうのは、4日目に他の人が使えるようにしてから1週間を過ごすことに比べると随分見劣りしてしまいます。


当たり前ですが、どれだけ素晴らしい仕組みを作っても、使われなければ他の人にとっては何の意味もありません。


いつもいつも、自分がここまでかなと思うそのもう一つ先のアウトプットを出してから次の仕事に取り掛かるように心がけてください。他の人が使えるようにすることと、なるべく早く使えるようにすることは、自分が想像しているよりも遥かに多く自分の仕事の価値を高めてくれます。


私はシステム開発に携わるようになってから4年経ちます。
その間、いろんなシステムを作ってきましたがその中でどれだけアウトプットを意識したことがあるだろうと考えてみました。

社内向けであるにも関わらず、不具合や機能不足・ドキュメント不測を指摘される事をおそれてあれやこれやと手を出してしまい、結果として誰にも見せずに終わってしまったプログラムが何個かあります。
結局、他の人がもっと機能は足りないけれども簡易に使えるツールを作ったりして私が作ったツールは私個人用として使われていたりします。


もったいない。せっかく自分が得た知識を活かしてアウトプット出来るチャンスだったのに。日記を読んだ今ならそう思えます。


明日からアウトプットを出すという点に注力していきたいなと思います。ホントに。近藤さんって面白い人だ。