
1. プレイ時間 - 5時間00分
2. ジャンル - アドベンチャー
3. 機種 - Nintendo Switch
4. 感想
[良かった点]
(1) ストーリーがよい
(2) 手軽に楽しめる[悪かった点]
(1) やや物足りない
大学一年生の夏休み、空木恭平は母方の実家へと帰省する。
きっかけは世話になった駄菓子屋の店主、本原のばあさんの訃報。
懐かしい店先に赴くと、中から物音が。そこにいたのは見知らぬ少女だった。
危うく警察を呼ばれそうになる恭平だったが、少女からあるお願いをされる。それは“無くしたビー玉を一緒に探すこと”だった。少女の名前は織原真琴。
恭平は真琴の勢いに押され、仕方なく探し物に付き合うことになってしまう。
本作はノベルゲームと呼ばれるゲームでして基本的には物語を追っていくだけとなっています。
わずかですが選択肢が出る部分もあってそこが物語の分岐として機能しているので、選択した内容によって物語はいくつかに分岐していくいわゆるマルチエンディングの形式をとっています。実は自分はこういうパターンのゲームがあまり好きではなくて、「全部のエンディングが見たいけどいちいち分岐でどちらを選んだのか覚えておいてやり直すのはめんどくさい」と思っていたので、やり始めてそういうタイプのゲームだとわかってちょっと嫌だなと思っちゃいました。
ところが遊んでいくと出てくる分岐の数はかなり少ない上に2択だけで、さらに分岐が与える影響がフローチャートのようになって遊びなおす際にどこからやり直せばいいのかすぐにわかる工夫がされていました。

# こんな感じ
というわけですべてのエンディングを見るのも難しくはないうえに最初から最後まで遊んでも3時間程度で終わるボリュームだったのでまったくストレスなく遊ぶことができました。
ストーリーもよかったし登場人物もとても魅力的でお手軽に遊べてよかったです。ひと夏の思い出という言葉がぴったりの物語を楽しめてとても満足しました。


このゲームに限った話ではないのですが、最近はゲームのボリュームは少ない方がいいなと思うことが増えてきました。10時間くらいであっさり終わるくらいのゲームが好きなのでそういう意味でもとてもちょうどいい内容でした。