成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇！
昨年の夏に読んだ「成瀬は天下を取りに行く」がめちゃくちゃおもしろかったので続編にも手を出してみたのですが、その続編も最高におもしろかったです。この勢いでシリーズ化して欲しい気持ちが3割、シリーズ化なんて安っぽいことは市内で欲しいという気持ちが7割というとても微妙な心境です。作品の中の世界と現代の時間軸がしっかりかみ合っているのでここから一気に物語を進めることは難しそうですが、地道に続編を書いて行って欲しいなと願うばかりです。
