
【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 乾緑郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/01/13
- メディア: 文庫
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2013年6月に読んだ本は3冊でした。
5月に読みたかった本をまとめて読んだせいか、6月はまったく本に興味の向かない一ヶ月でした。3冊って...。
その3冊はどれもおもしろかったのですが、映画を観る前に読んだ「完全なる首長竜の日」は噂にたがわぬ傑作でした。
現実と仮想世界のボーダーラインがじょじょに消えていき、自らの立ち位置すら危うくなっていく得も言われぬ不思議な感覚はこの作品ならではといってもよいほどユニークな読書体験でした。映画もたいへんすばらしいのですが、原作もまた大変すばらしい作品でした。
7月と8月は毎年読書月間ですので、この2ヶ月だけは例年どおりたくさんの本に目を通したいです。
2013年6月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1032ページ
ナイス数:19ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/113/matome?invite_id=113
■模倣の殺意 (創元推理文庫)
意外性はあるし構成や演出は練りに練っていてすごいなと思うけど、ちょっと納得しがたいのはプロローグ部分を書き換えたからだと思う。変に手を加えない方がよかったんじゃないかな。
読了日:6月23日 著者:中町 信
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29819923
■太陽の坐る場所 (文春文庫)
リアリティのある人物描写も物語の構成もいう事なしの傑作。読み手の思い込みをうまく突いてみせた演出もたいへんすばらしくて読み応え十分。
読了日:6月12日 著者:辻村 深月
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29524842
■【映画化】完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:6月2日 著者:乾 緑郎
http://book.akahoshitakuya.com/b/4796687874