AWSしか触ったことがないけどGoogle Cloud Certified - Associate Cloud Engineer を取得しました

先日初めてGoogle Cloudの認定資格を受験して取得しました。



Google Cloudの認定資格は(1)Foundational level、(2)Associate、(3)Professional、(4)Expert level と4段階あるのですが、今回とったGoogle Cloud Certified - Associate Cloud Engineer(以下ACE)は下から2番目に位置しています((2)のAssociateに該当)。

このあたりの資格体系というか分類は AWS もほぼ同じで4段階になっていてそれぞれ同じような認定資格が存在します。

いままでクラウドサービスと言えばAWSしか触ったことがなかったので認定資格も AWS しか受けたことがありませんでしたが、Google Cloud にも興味が出てきたのでちょっと資格の勉強をとおして学習してみることにしました。


感想

あまり長々と書くようなことでもないので簡潔にまとめます

(1) 勉強方法
  • 本を1冊通読して基本的なサービスを理解
  • Udemyの類似問題を解いて試験の傾向に慣れる
  • 学習期間は2週間、学習時間は20時間程度でした


本はこの本が今年出たばかりだったのでこれを買って読みました。

1週間かけてこの本を通読して分からないところは公式ドキュメントを読むというのがほぼすべてでした。AWSのAssociate程度の知識があればAWSと同じ点、差異という観点で読めば理解できないところはなかったです。

これだけでいけそうな気もしたのですが問題の傾向を知っておきたかったのでUdemyで問題集もやってみました。

これだけで合格!Google Cloud Associate Cloud Engineer模擬試験問題集(4回200問) | Udemy

この問題集をやっておいてよかったなと思ったのはAWSのAssociate とはだいぶ問題の傾向が違っていることに気付けたことです。試験の差異については最後の方でまとめます。
これを4回分ひととおり解いて間違ったところは公式ドキュメントを見て確認という感じでやりました。

(2) よかった点/いまいちだった点
  • よかった点
    • コンテナ周りの問題が多くて知見をたくさん得られた
    • AWSとの差異について考えることでAWSに関する理解も深まった
    • 単純に新しいことを学ぶのは楽しかった
  • いまいちだった点
    • 受験料が高い
      • 受験料はすべてドル建てなので思ってたより高く感じる
      • そして実際に高い(+30~50%くらい)
      • 安くする方法もない(AWSは半額クーポンがある)
    • 受けられる場所が少ない
      • いまどきは自宅で受けるのが当たり前らしい


今回はわけあって実際のサービスを一度も触らずに試験を受けたので結構大変でした。


(3) AWS認定との差異

  • 出題の傾向が違う
    • AWSはEC2(仮想マシン)の問題が多かったがGCPはGKEやCloud Runなどのコンテナに関する問題が多かった
    • AWSGCPで考え方がちょっと違う部分もよく出た
  • マネージドサービスを選ぶことが正解ではない問題が出る
    • AWSはユーザーが作りこむよりもマネージドサービスを選ぶほうが正解になることが多かった
    • GCPは問われているケースがマネージドサービスだけではできないケースであることが結構あった
    • ベストプラクティスっぽいものを選ぶと逆に間違うのでちゃんと理解してないと引っかかりやすい


まだまだあった気がするんですがもう3週間近く経ったのですっかり忘れてしまいました。ちゃんと書いて残しておけばよかったな...。

まとめ

というわけで未経験の人が2週間程度の勉強で取れる資格なのでそんな難しい資格ではありませんでしたが、新しいことを学ぶのは楽しくて今度はちゃんと触って学習してプロフェッショナルをとろうかなと思いました。