栃木県下野市で開催された第14回下野天平マラソンに参加してきました。
2年ぶり6回目の参加ですが今年もハーフマラソンを走ってきました。
結果
以下、手元の時計で測ったネットタイムです。
周回 | 周回あたりの時間 | 合計時間 | 備考 |
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-5km | 23:49(4:45/km) | 00:23:49 | スタートロス3秒 |
-10km | 22:50(4:34/km) | 00:46:39 | - |
-15km | 22:27(4:29/km) | 01:09:06 | - |
-ゴール | 27:16(4:28/km) | 01:36:22 | - |
タイム種別 | タイム |
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グロスタイム | 1時間36分22秒 |
ネットタイム | 1時間36分19秒 |
平均ストライド(cm) | 平均ピッチ(歩/秒) |
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1.13[m] | 194[歩/秒] |
合計:21.1km/01:36:22(4分34秒/km)
種目別(40歳以上49歳以下男子)では51位でした。
スタート前
スタートの1時間前に20分ほどジョグをして体を温めました。
体や脚が重くてあまりいいペースでは走れなかったのですが、下野でハーフを走るときは例年そんな感じなので細かいことは気にせずに走り終えたら会場をブラブラしてみて回りました。
スタート15分前にスタート近くに並んでボーっとしていると横にいた人が「大田原マラソン出たんですか?」と声をかけてきました。
その方は郡山の方でしたが、今年はひさしぶりに大田原に出たいなと思っていたところに大田原マラソンのTシャツを着た私がいたので声をかけてくれたようでした。残念ながら大田原マラソンは今年は開催されないということを教えるととても残念がっていましたが、その後もスタートぎりぎりまで世間話をしてスタートを待ちました。ひさしぶりに知らない人とマラソンの話をしたらめっちゃ楽しかったです。
そして予定どおりハーフは10時にスタートしました。
スタート - 10km
スタート直後は思ったより混み合ったためにスタートロスは4秒でした。
今日は無酸素運動でハーフを走り切ることを目標に掲げていたのでとりあえず5'00/kmくらいで走る予定で走り出しました。走路が狭くて多少混雑はしていたものの、もともとの参加者がそこまで多くないので危なさを感じるほどではありませんでした。だいたい5'00/kmを維持しながら700mほど走ると折り返しがあり、そこからスタート方面へと戻ります。1km通過時に時計を確認したところ4'56/kmとほぼ予定どおりのペースだったのでここからはこのペースを体感で維持しながら走ることにしました。
今回は周囲に引っ張られずに自分のペースを維持することだけを考えて走ろうと思っていたのですが、追い越されるとついその人に着いていきそうになってペースが上がることも多くてそのたびにペースを意識的に落として走り続けます。走りながらどうしたら周りのペースに引っ張られないのか考えてみたのですが、どれだけ考えても大会で走る以上は周囲の走りに影響を受けないなんて無理だとしか思えなかったので3km付近でペースを過剰に気にするのは止めることにしました。
その代わりに前を走っている人でよさそうなペースの人を見つけてその人の後ろを走ることにしました。
自分のペースと大きく違わなければ後ろを走り、ペースがぜんぜん合わなくなったら離れるか追い抜くかするという感じで走ってみたのですが、こういう走り方をしてみたら前を走る人のランニングフォームや接地したときの足の角度がとても気になることが分かりました。普段は追いついたらすぐに追い越しちゃうので気付かなかったのですが、他人の走り方とか接地とかめちゃくちゃおもしろくてついつい見入ってしまうことが多くていい暇つぶしになりました。
走り方も接地もとてもきれいな人はペースも安定していて安心して後ろを走っていられるし、走っている姿を見ているだけでも楽しいです。
ただそういう人はあまり多くなくて、体が左右に揺れる人や上下動がやたら大きい人、あとは接地したときにかかとが内側に倒れこむオーバープロネーションの人が多くて走り方の多様さにはちょっと驚きました。後ろから自分の走り方を見たらどう見えるんだろうなと思いながら走っていたらあっという間に10kmを過ぎていました(笑)
10km - 20km
10kmまではほとんど何も考えずに楽なペースで走っていたので心肺にはまったく負担がかかっておらず、脚も軽くて予定どおりに余裕をもって走れているという実感がありました。
10kmを過ぎるとかなり遠くまで見通せる直線道路を走るのですが、ここではるか前方に見覚えのあるTシャツで走っている人が見えました。だいぶ離れていたのでTシャツの色くらいしか見えませんでしたが、おそらく会社のランニングチームのTシャツっぽいなと分かりました。めっちゃ変わった色のピンクなんですよね。会社の人が一人だけここに出ていると聞いていたのでたぶんその人だろうと当たりがついたので何となくその人に追いつきたいなと思いながら走ることにしました。
目視で300mほど離れていたのでゴールまでに追いつけるかどうかかなーと思っていたのですが14kmを過ぎたあたりであっさり追いついちゃいました。10km-14kmの区間のタイムを確認しましたが特別速いという感じでもないのでどうやら向こうのペースがだいぶ落ちていたようでした。追い抜きざまに声をかけたのですがだいぶ疲れてそうだったのでゴールまでがんばりましょうという捨て台詞言葉を残してその場を後にしました。
このままのペースでゴールまで行けるかな?と思って走っていたのですが15kmを過ぎたところで急に脚が重くて上がらなくなりました。
何かきっかけがあったわけではないと記憶しているのですが、とにかく急に疲れに襲われてしまいペースダウン。ここまで給水もあまり取ってなかったのでそれかな?ということで16kmで給水を取ってみましたがあまり変わらず。仕方ないのでペースをやや落としながら走っていたら徐々にペースが回復してきました。ただ、脚に15km以前のような余裕はもうなくてペースを維持するのが精一杯でした。
ちょうど前を走っていた人が自分の走れそうなペースよりも少し速いペースだったのでその人に着いていって何とかペースを維持。途中で「タイムを狙ってるわけでもないんだし別に無理にペースを維持しなくてもいいんじゃ...」と思ったのですが、とは言えここで楽な方に流れるのはそれはそれで嫌なのでとにかく前の人においていかれないように着いていきました。
20km - ゴール
ハーフマラソンの20km地点というのはもうゴール目前という場所でして、いつもであればここを過ぎたら少しでもタイムを縮めるべくラストスパートをかけたくなるところでもあります。今回も気持ちとしてはラストスパートをかけたいなと思ったのですが、脚が重くてどうにもペースを上げることは難しそうでしたのでとにかくペースを落とさないことだけを心掛けて走り続けます。びっくりするくらい走れなくてペースが落ちそうになったのですが、すぐに後ろから3kmコースの中学生たちがものすごいスピードで追い抜いていきはじめ、さらに沿道の人たちも3kmコースのトップランナーたちの走りにヒートアップして応援も盛り上がってきたのでそれに引っ張られたり背中を押される形でペースを維持することができました。
この大会恒例の「ゴールだと思っていた場所はただの飾りでその200m先に本当のゴールがある」という嫌がらせに心が折れそうになりましたが無事走り切ってゴール。歩かずにゴールできたことは嬉しかったけど走る前に想像していた余裕がなかったことがちょっとショックでした。
まとめ
この大会には2013年から毎年エントリーしているのですが、昨年は体調不良で走ることができなかったので大会に出たのは2年ぶりでした。例年は強風や風雪に見舞われることが多い印象がある大会ですが、今年は風もなくて天気もよいというたいへん素晴らしいコンディションでして過去最高に走りやすかったです。2年前に走ったときは1:26:00というタイムでしたのでそれに比べると10分以上も遅いタイムですが、それでも今日の自分の走りにはとても満足しています。いまの自分がハーフをこんなにいいタイムで走れるとは思っていませんでした。
毎年、年明け最初の力試しとして参加していますが来年もまたここに走りにきたいし、そのためにもまた一年間元気に体調と体力を維持しようと思います。
大会名 | 日付 | タイム | 前回差 |
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第7回下野天平マラソン | 2013/01/14 | 1時間42分26秒 | - |
第8回下野天平マラソン | 2014/01/13 | 1時間32分55秒 | -9分31秒 |
第9回下野天平マラソン | 2015/01/12 | 1時間36分45秒 | +3分50秒 |
第10回下野天平マラソン | 2016/01/11 | 1時間30分23秒 | -6分22秒 |
第12回下野天平マラソン | 2018/01/08 | 1時間26分00秒 | -3分37秒 |
第14回下野天平マラソン | 2020/01/13 | 1時間36分22秒 | +10分22秒 |