「ストロボ・エッジ」見たよ


まだ恋をしたことのない、高校1年生の木下仁菜子(有村架純)。ある帰り道の電車の中で、学校中の女子から人気を集める同級生の一ノ瀬蓮(福士蒼汰)と出会う。少しずつ会話を交わすようになる蓮と仁菜子。クールに見える蓮の優しい言動、笑顔に今まで感じたことのない気持ちを感じる仁菜子は、自分が蓮に恋をしていると気付く。しかし、蓮には中学の時から付き合っている年上の彼女・麻由香(佐藤ありさ)がいた…。

『ストロボ・エッジ』作品情報 | cinemacafe.net


年齢ばかりではないのでしょうが、アラサーを超えてアラフォーになったわたしにはこの手のティーン向け恋愛映画はさすがにちょっと厳しくなりつつあります。わたしみたいなおっさんからみれば高校時代なんてのはもう遠い過去のお話ですし、そもそも高校時代にこんな胸がおどるような思い出なんてありませんから共感も羨望もおぼえる余地なんてありません。

それでも、原作が先日観てとても気に入った「アオハライド」と同じ咲坂さんだということと、主演が大好きな福士くんと有村さんということでとりあえず観てみようと思い立って観に行ってきました。


内容は予告を観て想像していたとおりでして、それ以下でもそれ以上でもありませんでした。

「学校で一番モテるイケメンのことが好きなんだけどなかなか振り向いてもらえなくて、そのうちそのイケメンの親友が自分のことを好きになるんだけどやっぱりイケメンの方がいいからと断り、ずっとあきらめずにイケメンを追いかけているうちにイケメンがだんだんこっちのことを好きになり始めてこれは付き合っちゃうか?と思うんだけど、イケメンの友だちもあきらめないせいで関係がじょじょにややこしくなって面戸な感じになったところで今度はイケメンの元カノが出てきて話がどんどん荒れ始めて、あーだこーだもめているうちにイケメンと相思相愛になってハッピーエンド」っていうお話なんですが、ありきたりというか「こういうテンプレありそうだな」と思うくらいにありがちな内容です。

ところが各シーンの見せ方がとてもうまいというか、イベントの盛り込み方や人間関係の組み立て方がとても絶妙だったおかげでとても楽しく鑑賞しました。正直「これは観てられない!」と目を伏せたくなるシーンもたくさんあったのですが(笑)、そういうシーンほど周囲の受けはよかったのでおそらくターゲットとなっていた層の人たちにとってはすごくよかったんじゃないかなと。


青春映画の王道とも言える花火大会のシーンはちょっと物足りなさを感じたのですが、日常の学校生活の様子や学園祭のにぎやかな空気がとてもよくて感動しました。最近はこういう青春映画を観ると自分の視点で観るよりも子どもたちがこれからこういう生活を送りながら成長していくのかなーなんて思ってしまうのですが、この作品も御多分にもれずそんな妄想をしてしまいました。

普段は仲良くなくてもいいのでせめて学園祭には呼んでほしいですね(切実)


ストーリーも演出も王道というかはずしのない構成でとてもよい作品でした。


ちなみにこの作品で有村さんは髪をばっさり切っていたのですが、映画を観ながら大原櫻子さんにそっくりだなーという印象を受けていました。で、ちょっと比べてみました。


並べてみるとそうでもないですね(笑)


@MOVIX宇都宮で鑑賞



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