「イントゥ・ザ・ストーム」見たよ


舞台は何処にでもある普通の街シルバータウン。のどかな風景から真っ暗闇の音だけの世界へ。そして次の瞬間、景色は一変。建物は一瞬で破壊され、炎に包まれた何本もの巨大竜巻が次々に襲いかかる。息をのむ様な映像にグイグイ引き込まれ、一瞬一瞬がサプライズの連続。ジャンボジェット機すら一瞬で飲み込む、まだ人類が体験したことが無い、直径1000メートル、時速600キロメートルもの超大型の“怪物”を目の当たりにする。果たして、主人公たちは愛する者を守り抜き、壮絶な24時間を生き残ることが出来るのか?

『イントゥ・ザ・ストーム』作品情報 | cinemacafe.net


わたしが幼かった30年前くらいといまを比べてみると、日常生活のあちこちにものすごい技術の進化を見ることができます。
テレビや車、携帯電話など、どれをとっても30年前には想像もできなかったくらい革新的な進歩を遂げていて、30年前の自分に見せたら驚き過ぎて寝込むんじゃないかと心配になるくらい進化しています。

ところが、これだけ科学が進歩した現代であっても、いまだに自然災害に対して人はなにもあらがう術をもっていません。
天気が良くなるかどうかは予測するだけでその結果を操作することはできませんし、台風がくると言われてもそれを阻止するなんてことはできず、出歩いたりしないことで被害を縮小化しようとするのが関の山です。ひとはただただ小さくなってその災害が通り過ぎるのを待つしかないのです。

この作品は人類がどれだけ背伸びをしても自然の強大さの前では無視できるほどの極小の存在でしかないことを身をもって思い知ることができる内容であり、リアリティたっぷりの体験型アトラクションさながらのディザスター映画でした。前半のヒューマンドラマはやや緩慢としていてちょっと飽きてしまいましたが、後半の災害に見舞われる部分は非常にスピーディで緊張感もあってとてもおもしろかったです。


@TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞


公式サイトはこちら