架空の職業「謝罪師」を生業とする主人公の黒島譲(阿部サダヲ)が、ケンカの仲裁のような小さなトラブルから、政府を巻き込んだ国家存亡の危機まで、謝罪のテクニックを駆使して解決し、遂には土下座を超える究極の謝罪で日本を救う。
『謝罪の王様』作品情報 | cinemacafe.net
フォーラム那須塩原で観てきました。
ストーリーも演出もぜんぶつまらない最悪の作品でした、わたしにも謝罪して欲しいです....って書くことになるだろうなと観る前は思っていたのですが、観てみたらそんなことはなくてむしろとてもうまくまとまっていることに心底感心させられてしまうほどよかったです。
実はこの作品の予告映像は本当にひどくて「何度観ても地雷です、ありがとうございました」としか思えなかったのですが、こうやって観て観ればわりとわたし好みな作品でして、何だか予告に騙されたような気になっちゃいました。
普段とは逆の意味で予告詐欺な案件です。これ予告でかなり損している気がします。
もちろん予想どおりくだらなすぎてぜんぜん笑えないシーンもありましたが、そういった「あまりよくなかった部分」よりも「すごくいいなと思える部分」が大きくて観終えたあともほぼ不満の残らないよい作品でした。
この作品でよかったなと思う点は大きく二つ。
ひとつは物語の構成がとてもうまいということと、もうひとつは尾野真千子にはメガネがとても似合うということです。
まずひとつ目の「物語の構成がとてもうまい」という点についてですが、作中で描かれる各シーンは場所も時間もバラバラに起こっていたように見えるのですが物語が進むにつれて実はそれらすべてがつながっていたことが明らかにされていきます。「ああ、そういえばそうだった!」とか「あのせいでこうなってたのか!」とか振り返ってみれば過去のシーンとピンとつながって感心させられる部分が多くて心底感心しちゃいました。
そしてふたつ目は「尾野真千子にはメガネ姿がキュート過ぎる」ということです。
この写真ではややわかりにくいのですがメガネ姿が異常にかわいいです。
なんかもう彼女のことを観ているだけで癒されてしまうくらい魅力的でして、彼女のメガネ姿を見られただけでもお金を払った価値があったなといたく満足してしまいました。ほんとすばらしい!
予告のせいで映画好きな人であればあるほどこの作品を避けていたような気がしますが、予告に騙されずもっとたくさんの人に見て欲しいなというのが観終えての感想でした。
ただ、エンドロールでPVを流すというのはさすがにどうなんだろう...という気分になりました。
そりゃいろいろと大人の事情もおありでしょうが、さすがにこれはやりすぎかなと思います。
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