「SUPER 8」見たよ


1979年、アメリカの秘密軍事施設・エリア51からオハイオ州のある場所に“何か”が運び出されようとしていた。その途中、脱線事故が発生し、偶然にもその場に居た6人の子供たちが、その一部始終を8ミリフィルムで撮影してしまう。そこに写っていたのは、アメリカ政府がどうしても隠すべき重大な秘密だった――。監督、脚本家として天才的な手腕を発揮するJ.J.エイブラムスと、映画界の巨匠、スティーヴン・スピルバーグという2人のヒットメーカーが初めてタッグを組んだ話題作。

『SUPER 8/スーパーエイト』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。


予告の時点であまりにおもしろそうでしたので昨日の夜は期待に胸が昂ぶりすぎて眠れないほどでしたが*1、そんなわたしの過剰ともいえる期待に応えてくれたとてもよい作品でした。
列車が事故を起こすシーンの圧倒的な迫力には緊張で体がカチコチになってしまったし、小さな町特有の狭い交友関係の温かさと息苦しさがないまぜになった空気も本当にすばらしかったのです。


さらに"デブ"や"メガネ"というスタンダードなアイコンでそろえられた魅力ある友だちの面々や、みんなが憧れるかわいい女の子という登場人物の網羅性も本当にすばらしくて、ひとりの少年の成長譚を描くために必要な環境がすべてそろっていたように感じました。そしてそんな登場人物のひとりひとり全員が、ひとりの少年の成長のワンステップ、ワンステップを築く礎としての役をちゃんと担っていたことには感心させられました。


何かが欠けていたり、誰かがいなかったら決してたどり着けなかったであろうと結末への歩みを共に歩んでいる気分で鑑賞しました。
もう文句なしにおもしろかったですし、子どもも含め、多くの方に観ていただきたい作品です。


あと、本作ではエンドロールにとてもおもしろい映像がありますので、ぜひ最後まで席を立たずに鑑賞することをお勧めします。
いままで観たエンドロールの中では、ジャッキー・チェン作品のNG集ばりに楽しいエンドロールでした。最高!!

公式サイトはこちら

*1:3時過ぎまで眠れなかったのですが、それはサッカーが観たかったわけではなくて単に興奮がおさまらなかっただけという...