「ハングオーバー!!! 最後の反省会」見たよ


気付けば乱痴気騒ぎの影の主役になっている“専業息子”のアランの極道息子ぶりにキレた親父さんがショックで倒れ、そのまま天国に…。そんなトラブルメーカーのアランをさすがに周囲も「もう面倒みきれんわ!」と呆れ、イケメン教師で妻帯者にも関わらず、ハメを外すのが大好きなフィル、昼はクソ真面目な歯科医だが、その反動か一旦お酒が入ると、とことんまで暴走してしまうステュ、いつもみんなと一緒に乾杯するものの何故か同じ場所で目覚めないアランの義兄のダグが、アランを施設に収容しようと車を走らせる。ところが道中突然ギャングに襲われ、またダグがいなくなり、とんでもないトラブルが巻き起こる!

『ハングオーバー!!! 最後の反省会』作品情報 | cinemacafe.net


MOVIX宇都宮で観てきました。


日本ではロードショーどころか劇場公開すら危ぶまれた1作目が無事に公開されたのがいまからちょうど3年ほど前。
それがいつの間にか人気シリーズ作品として全国各地のスクリーンでロードショー公開される作品として扱われるようになったことはとても感慨深いです。1作目はわざわざ都内に観に行ったのも今となっては懐かしい思い出です。


本作はそんな大人気シリーズとなった「ハングオーバー」の3作目であると同時にシリーズのクロージング作品でもあります。

過去2作を振り返ってみると、冒頭で酔っぱらって大失態を犯した4人があちらこちらで自分たちの愚行を振り返りながら問題を解決していく*1という流れで物語が進み、その展開のおもしろさやテンポのよさがハングオーバーという作品らしさと呼べるような特徴となっていたように感じていました。
なのでわたし的にはあの流れこそがこのシリーズのよさ、魅力だったと思っていたためにシリーズ最後の作品であるこの作品にもそのテイストを期待していたのですが、クロージング作品であるためなのか出だしからちょっと趣が異なっていることが違和感として残りました。

結局、小ネタのおもしろさは健在だったものの全体として観ればなんだか「らしくない」という印象を受けました。

ただ、それはあくまでわたしが水戸黄門のような「お決まりのパターンで展開する物語」を期待していたからそう感じただけで、おそらくそうではない人にとってはこれまで繰り返されてきたヨッパライたちの宴を楽しく締めくれるよい作品だったんじゃないかなと思います。


わたしはエンドロール中で流れたあのシーンを観て「俺が観たかったのはこの後なんだよ!」と思ったわけですが、それをやっちゃうとまた続きを期待してしまう人も多いでしょうし、締めくくるという意味ではこれがベターだったのかなと思いました。


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*1:あれは解決してないだろ...というツッコみは無しでお願いします