女子の人生を揺るがす、大事件勃発! 高校時代の同級生で、おブスでおデブな友達のベッキーが、プロポーズされた。衝撃の告白を受けたレーガンは、すぐさま親友のジェナとケイティに報告、3人は結婚式に出席するためにNYに集まった。美人で頭も良くて男もいるのに結婚の気配すらないレーガン、忘れられない元カレとの再会に動揺するジェナ、エッチ優先で本気の恋に巡り会えないケイティ。そんなワケありな3人が結婚前夜パーティでハジケすぎて、花嫁のドレスを破ってしまう。ヒビが入ったドレスと友情、そして3人の女子道の行方は──?
『バチェロレッテ −あの子が結婚するなんて!−』作品情報 | cinemacafe.net
フォーラム那須塩原で観てきました。
20代後半から30代直前にかけてわりと結婚式に出ることがあったのですが、ここ数年めっきりその機会が減ってきています。
減ってきた理由は、周囲のめぼしい人はおおかた結婚してしまったというのもありますし、結婚するにしてもあまり仰々しく式を挙げないという人が増えてきているためだと思いますが、わたしは結婚式に出て全力でお祝いの言葉を述べるのが大好きなのでその機会が減っている現状はとてもさみしいかぎりです。
だれでもいいので結婚式呼んでください!(無責任)
さて。
じつは結婚式に関連してわたしには一度やってみたいことがありまして、それは「バチェラパーティー」に参加してみたいのです。
バチェラパーティーというのは結婚を目前に控えた新郎が友だちと独身最後の夜を過ごすパーティーのことです。もうこの説明を書いているだけで興奮してくるのですが、わたしがこのバチェラパーティーを初めて知ったのは「ハングオーバー」という映画でした。
「ハングオーバー」は結婚式前夜のバチェラパーティーで飲み過ぎた/いろいろとやり過ぎたためにひどい目にあう人たちの姿をおもしろおかしく描いている作品でしてこれがもうひじょうにおもしろいんです。シリーズ化されていてすでに2作公開されていますが、本国アメリカでは今月24日に、日本でも来月末には3作目が公開されるくらい人気のある作品です。
ハングオーバーでは、「独身最後の夜に起こした一晩の過ち」と呼ぶにはあまりに取り返しがつかないレベルの出来事ばかり起きるためにあの登場人物たちの立場になってみたいかと言われたらぜったいになりたくないと思うわけですが、でもあとで後悔することは分かっていても、記憶を喪失してしまうほどはっちゃけて楽しい時間を過ごしてみたいという欲求もひそかにもっています。
失敗したくないけど失敗してみたいというのが矛盾しているのはわかりますが、でもそう思わずにはいられないくらいにバチェラパーティーというのはすごく楽しそうでうらやましくてしょうがありません。
だれでもいいのでバチェラp(以下略)
前置きはこのくらいにして、本作は高校時代につるんでいた女性4人のうち、デブで一番もてなかったベッキーが結婚することになったのでその結婚を祝うために4人が集まったけど....というお話です。タイトルのバチェロレッテというのは、結婚歴のない独身女性を指す言葉だそうでして上述したバチェラパーティーとの女性版がバチェロレッテパーティーと呼ばれるそうです。
男性たちが独身最後の夜だとはめを外しておおさわぎするのと同じように、独身の女性たちも最後の夜を楽しく過ごすのがバチェロレッテパーティーだそうですが、本作は結婚前夜に起きたハプニングをおもしろおかしく描いた作品です。と書くと、「ハングオーバー」と似ているような印象を受けてしまうのですが、たしかに笑えるシーンはいくつかありましたが正直あまり好きではないお話・演出でして観ていて楽しい気分にはなれませんでした。
なんだかこれと似たような作品を観たことあるなと思って思い出してみたのですが、2011年に公開された「ブライズメイズ」でした。
そういえば「ブライズメイズ」は公開時に女性版ハングオーバーみたいだという人もいたなと思い出したのですが、この作品も正直あまり好きな作品ではなかったんですよね。男性がバカをやってひどい目にあうのは深く考えずに笑えるのですが、女性が似たようなことをしてひどい目にあっているのを観てもあまり笑えないし、なんだかすごく気詰まりします。
あれと同じようにこの「バチェロレッテ」を観たときもなんだか最後まで気持ちが重くなってしまいまして、たいへん微妙な気分になりました。くわしい理由はわかりませんが、おそらく女性がひどい目にあうというのが観てられない性質なんだろうとは思います。
題材はすごく好きだっただけに、自分の性格が災いして楽しめないというのはちょっと残念でした。
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