「推理作家ポー 最期の5日間」見たよ


1849年のボルチモア。ある殺人事件を担当することになった若手刑事エメット・フィールズ(ルーク・エヴァンス)は、事件が推理作家エドガー・アラン・ポージョン・キューザック)の作品によく似ていることを察知。貧乏で酒におぼれる生活を送るポーは容疑者とみなされるが、捜査が進められる中、彼の著作をまねるように連続殺人が発生。その後、アリバイが証明されたポーは、事件解明のため捜査に加わるが……。

『推理作家ポー 最期の5日間』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。

江戸川乱歩が敬愛するあまり、その名前をもじって自身のペンネームにしてしまったというウソのような(おそらく)本当の話もあるくらい超有名なミステリー作家、エドガー・アラン・ポーの死の謎を描いた作品でしたがとてもおもしろかったです。本を好きで読む割にはメジャーなジャンルであるミステリーにとてもうといのが地味にコンプレックスだったりするのですが、まあそんなわたしのことはいいとして、この映画を観終えたらエドガー・アラン・ポーの作品が読みたくなるような作品でした。


ストーリーを簡単にまとめると「エドガー・アラン・ポーの作品をモチーフにした連続殺人事件にポーが巻き込まれてしまったでござる」というお話なのですが、人が殺される→手がかりが残されるのでそこに行く→誰か殺されてる→犯人らしき人を見かける→追いかける→逃げられる→手がかりが...という流れでスピーディーに物語がすすんでいくのがとても心地よく感じられました。


あと、中盤以降で現場近くで犯人が目撃されて追いかけられるシーンが何度かあるのですが、この犯人を捕まえられそうで捕まえられない、顔を見ることができそうで見れないというもどかしさは、昔読んだ江戸川乱歩作品の「怪人二十面相」をほうふつとさせるものがありまして、おそらく何かしらのポーの作品から引用されたものなんだろうなと思いながら観ていました。


あの「あとちょっとで顔が見られたのに...」とか「もう少しで捕まえられたのに...」という興奮は、探偵モノのミステリーの醍醐味だなと思うし、それがよく再現されていたように感じました。


ただ、ひとつ嫌だなと思ったのは本作の結末がポーの死で締めくくられることがタイトルから容易に予想出来てしまう点です。
原題が「The RAVEN」なのでこれは邦題の問題なのですが、たしかにそのまま訳しちゃうと味気ないのは分かるのですが、別にこんな内容に踏み込んだタイトルにしなくてもいいんじゃないかなと思いました。


始まればすぐ分かる話なのでこだわることではないのかも知れませんが、何だかモヤモヤしたでござるよ。


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