「フラメンコ・フラメンコ」見たよ


『カラスの飼育』、『カルメン』などの名作で知られるスペイン映画界の巨匠カルロス・サウラ監督と、『ラストエンペラー』など数多くの作品を手がけ“光の魔術師”と謳われる撮影監督ヴィットリオ・ストラーロが再びタッグを組み、「生命の光と旅」をテーマに、魅惑と官能が漂うフラメンコの世界を描き出したフラメンコ映画の決定版。超一流のアーティストが繰り出す、魂を揺さぶる美しいダンスが世界中を魅了する。

『フラメンコ・フラメンコ』作品情報 | cinemacafe.net

ル・シネマで観てきました。

フラメンコの舞台とその舞台裏を描いた映画なのかなと勝手に思い込んで観に行ったのですが、なんと最初から最後まで全部フラメンコだけという非常にアートなっぽさで満たされた作品でした。情熱的な踊りで幕を開けたのですがなかなかそこからシーンが変わらず、いったいいつになったら本編的なものが始まるんだろう...とドキドキしながら待ってみたものの、まったく状況が変わる様子が無いまま100分の上映時間が終わっていました。


これはたしかにフラメンコ映画だわ...。


とここまで書いて思ったのですがあ、そもそもわたしはフラメンコというのが何なのか全然分かっていなくて、やたらと赤いバラを投げたがる情熱的なダンスかなくらいにしか思っていませんでした。そしたらこの映画の公式サイトにちゃんと情報がまとめられていました。

フラメンコの起源は正確には分かっていないが、フラメンコが広く知られるようになったのは、19世紀中頃になってからである。スペイン南部のアンダルシア地方に伝わる民族芸術で、歌(カンテ)、踊り(バイレ)、ギター(フラメンコギター)の伴奏が主体となっている。

HugeDomains.com - Shop for over 300,000 Premium Domains


踊りだけじゃなくてこれ全部でフラメンコなのね。知らなかった。


手とか足とかとにかく体全部を使ってリズムを取るところや、やけになまめかしい腰や手の動き、そして即興で作った歌詞の適当っぷりがとにかくすてきでしたし、一口に「フラメンコ」と言ってもいろいろな形があるんだなとしみじみ感心させられました。


ただ、わたしにはちょっとアート度が高過ぎたということだけは忘れないうちに申し添えておきます。



公式サイトはこちら