3D映画に対して思うこと

先日もちょっと書いたのですが、3D映画に対して思うことがあったので一度まとめておきます。


去年あたりから3D映画が出てきていますが、実際に3D映画を観たことがある人はどのくらいいるでしょうか?
昨年末に公開された「アバター」はものすごい大ヒットでしたのであの動員数を考慮すれば観たことがある人は結構いるんじゃないかと思っていたのですが、でももしかしたら大した人数ではないような気もしてます。というのも、こういう大作ってリピーターがとても多いので"観た人のユニーク数"というのは動員数からそれなりに割り引いて見積もる必要があるような気がします。


意外に3D映画って観てる人がいないんじゃないかなーというのが率直な感想。


じゃあ、そもそもわたしはどのくらい3D映画を観てるんだろう?と不意に思ったので、今年観た分について調べてみました。思ったよりは観てます。


今年だけで10本ですからそこそこ観ている方だと自負していますし、とりあえず「3D映画好き」と呼んでもいいんじゃないかという気がしています。あくまで勝手に思ってるだけですが。


で、そんな「3D映画好き」なわたしの感じている3D映画に対する感想を簡単にまとめるとこんな感じになります。

    • いいところ
      • 立体的な映像によってより臨場感を味わえる
      • 3Dメガネをかけると興奮してきて楽しさ2倍
      • おっぱいも飛び出る(ゾンビ3D限定)
    • よくないところ
      • 高い(鑑賞料金+300〜400円)
      • 目が疲れる
      • メガネをかけると肩がこる
      • 3D映像のクオリティが作品ごとに異なる。ひどいのになると字幕しか飛び出ない。


一応いいところと悪いところを半々くらいで挙げたかったのですが、率直に言って3Dってデメリットの方が多いので無理でした。
もちろん「アバター」みたいなものすごいクオリティの作品もあって、そういう作品であれば多少高くても3Dで観てよかった!と心の底から思えるわけですが、でもそれ以外のほとんどの作品が3Dじゃなくてもいいとか、ひどいのになると3Dで観る意味が分からないくらい全然3Dじゃないんです。
どの作品のことかはあえて言いませんが、字幕が唯一の立体映像だったという作品もありまして、これはもう俺はいったい何のために3Dメガネをかけて2時間ここに座っているんだと問いただしたくなることもあります。


そんなわけでここ最近は何でもかんでも3Dにしてしまうという風潮に対してかなり批判的な目で見ていたのですが、ある作品を観たことをきっかけにもうそういう些末な部分でイライラするのは止めようと思うことにしました。その作品というのは「劇場版3Dあたしンち」です。


実はこの作品も3Dで観る必要はほとんどなくて、あの上映時間の長さで3D料金は据え置きってひどいなと思っていたのですが、でも3Dってこれでいいんじゃないかなとも思ったんです。飛び出なくていいじゃん、そこそこ立体的ならいいじゃんと。


わたしは映画の歴史を語れるほど詳しいわけではありませんが、無声からトーキーへ、そしてモノクロからカラーへ移行した時代があったように、これからはデジタルで3D映画というのが当然な時代になっていくと信じています。飛び出ることが特別だった時代はあっという間に過ぎ去って、立体的に見られることが当たり前になるのは目に見えています。
そう考えると、追加料金を払ってメガネをかけなければならない時期ってそんなに長くないんじゃないかなと思うし、
そんなわけで、こういう次代を担う技術が次につながるまでの微妙な時期を支えるためにも映画が好きな人たちはもっとお金を払って3D映画を観るべきだとわたしは思います。つまんないとか2Dで十分とか言わずに、もっとパパッとお金を払って3D映画を観に行こうぜ!と言いたい。誘いたい。


というわけで、3D映画が観たいけど一人で観に行くのは怖いという方や、3Dメガネのかけ方が分からな過ぎて一人で観に行くのは不安という方、あとは一緒に観に行くなんてキモイという人などなど、一緒に3D映画を観たいという人を大募集しているのでぜひそういうな方はご連絡ください。


いまだと「バトル・ロワイアル3D」と「怪盗グルーの月泥棒」が面白いです。あと直近だと「トロン」とかよさそうです。


(関連リンク)