「バーレスク」見たよ


地方から歌手になる夢を追いかけて大都会ロサンゼルスにやってきたアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、ここでテス(シェール)が経営するバーレスク・クラブで働き始める。やがて、アリの抜群の歌唱力が話題になり、クラブは大盛況を極めていく――。2大アーティスト、クリスティーナ・アギレラとシェールが競演を果たしたミュージカル・エンターテイメント。

『バーレスク』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。


閉塞的な田舎を抜け出して都会で夢を実現させようとする女の子の物語なのですが、この短いあらすじからも分かるとおり、ものすごいベタなサクセスストーリーなんですがひとつひとつの展開のみせ方がとにかくすばらしくて、終始心を揺さぶられる作品でした。
この作品、すごく好きです。超いい!!
観た直後で興奮気味だということを差し引いても、こんなにのめり込んで観て楽しめる作品は早々ないと思いますし、正直この作品を今年のベスト3に入れたかったくらいに愛おしいと感じています。ナチュラルメイクの時のアギレラはものすごくかわいかったし、何よりもダンスも音楽も最高で文句のつけようがないほどにパーフェクト。
いま一番おすすめの作品です。


というわけで*1、本作はとにかく印象に残るシーンが多かったのですが、その中でももっともわたしが好きなシーンは「アリが初めてバーレスクの舞台を観る」場面です。
田舎から出てきたばかりで観るものすべてが魅力的に見えていたアリですが、その中でもとりわけ彼女に衝撃を与えたのがバーレスクの舞台だったのです。歌手として成功したいと願う彼女にとって、ライトを浴びる舞台上の人たちの姿はあまりに鮮烈な印象を残し、一気にアリの心を惹きつけるのです。
わたしはこの時のアリの表情に、これを壁紙にして毎日眺めたいくらい魅了されてしまったんです。
初めてのぞくあでやかな世界に心惹かれたその一瞬、全身からにじみ出るようにわきでてくる興奮に身動きすることすら忘れて見入るアリのあの表情は思い出すだけで、わたしは嬉しくなるんですよね。鳥肌が立つという表現はあまり好きではないのですが、あの時の顔を思い出すと本当にゾクゾクするんですよ。

ホントこういう表情、好きだなー。


人生の中でたったの一度でさえも経験できるかどうかわからないくらいに奇跡的な出会いをした人が本当に一瞬だけ見せる表情。それを見事に切り取って映画として見せてくれたこの作品に対して、わたしは全力で賛辞を述べたいと思います。


ストーリーがシンプルでわたし好みでしたし、この作品の売りでもあるセクシーな衣装を着たきれいな女性がダンサブルな音楽にのせて踊り狂うシーンもすごくよかったです。


年末年始にもう一度観に行きたい!!


公式サイトはこちら

*1:どうでもよいのですが、最近困った時の切り返しが全部「というわけで」になってしまって芸がないことをとても反省しているところです