「まほろ駅前多田便利軒」見たよ


東京郊外のまほろ市で便利屋を営む多田啓介(瑛太)は、頑固な程に真面目でしっかり者。そんな多田の下に転がり込んできた高校の同級生、行天春彦(松田龍平)は、飄々としてつかみどころのない変わり者。共にバツイチ、三十路の2人は、便利屋稼業を始めることに。次から次へと訪れるくせ者たちへの行き過ぎたアフターケアにより他人の人生に巻き込まれていく彼らだったが、やがて自らの過去と向き合うことになる――。

『まほろ駅前多田便利軒』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
観終えてから一週間ほど時間が経ったのですが、正直この映画はどう飲み込んだらいいのかいまだによく分からず、繰り返し思い浮かべてはまた飲み込むという感じで反芻しています。


本作で描かれる人々は、誰もが激情に駆られたり、衝動に突き動かされるようなこともほとんどなく、湧き上がるさまざまな感情をひたすら抑えながら生きており、それを観て得も言われぬ不思議な気分になりました。人間は感情の生き物だとわたしは思っているので、もっと感情的な面が見えてこないと、何だかとても不安になるんですよね。
ただ、たしかに大人になると感情を爆発させることはほとんどありませんし、程度の差はあれ、誰もが感情をコントロールしながら繰り返される日常を過ごして生きているのですから、この描写自体に違和感をおぼえることはそれはそれでおかしなことのようにも感じられるのです。


苦労も不安も知らないような顔をして生きている人も何かを抱えて生きているんだという、当たり前と言えばそのとおりなんですが、そんなことを思いながら鑑賞しました。


上述のとおりどう受け止めていいのやらほとほと困り果てていますが、とは言え、映画としてはとても面白くてわたしはすごくこの作品に惹かれています。DVDが出たら、今度はのんびり自宅で観てみたいと思います。


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