すごいぞ!フーターズ!

22時半にやっと自宅に帰ってきました。
せっかく東京に行ったのに映画の一本も観られなかったのは残念でしたが、それでもとても満足度の高い非常に楽しい一日でした。


さて。今日行ってきたのは先月開店して話題になったフーターズ
普段は流行を追って何かをすることってあまりないのですが、でもなぜだか一度行ってみたいという気持ちを抑えきれず、今回忘年会と称して行ってみることにしました。
行ったのはわたしと@morinmoriと乃万さん(←先輩)の3人です。



17時に赤坂見附集合してお店に向かうと、すでに20人くらい並んでいました。
結構待つことになりそうだったのでどうしようかと悩みながらとりあえず並びましたが、結局35分待ってやっと店内に入ることが出来ました。3人で話していたのでそれほど長くは感じませんでしたが、でも意外に時間がかかりました...。


店内に入って驚いたのはものすごい賑やかなんですよね。
普通の居酒屋だってそこそこ賑やかではあるんですが、客が多国籍で日本語以外の言葉も相当数聞こえてくるところとか、壁に貼られた写真や店内の色彩センス。そういったものがものすごくアメリカっぽくて、5月に行ったサンフランシスコのことを思い出しました。
なんていえばいいんだろうなー。
アウェイ感というとまたちょっと違うのですが、ものすごく遠くにきて誰も自分の事なんか知らないだろう*1という空気が寂しくもありとても心地よくあるんですよね。アメリカのこと超好き!というほどでもないわたしですが、入った瞬間からものすごくワクワクしてしまいました。


入ってちょっとするとお姉さんがオーダーを取りに来たのですが、最初に紙ナプキンに名前を書いて自己紹介をしてくれました。
普通のお店とは違い、まるで友だちの友だちくらいの距離感にある人と話すような馴れ馴れしさで話しかけてくる彼女のトークが楽しくて、オーダーそっちのけでくだらないことを話してしまいました。おれ、浮かれ過ぎだよ...。
ちなみにこの子は日本人でしたが、聞くとお店のメンバーの半分以上は日本人らしいです。イメージだと外国人が多いのかな?と思ってましたが、全然そんなことはないようです。


で、オーダーを終えて飲み始めるとあとは基本的に他のお店と大差はないのですが、その中でいくつか気になったところをピックアップしてみます。

1. 店員さんが積極的に話しかけてくる

最初に店員さんから自己紹介があったと書きましたが、フーターズでは基本的にテーブルごとに店員さんがつくようです。もちろん専任ではなく、いくつかのテーブルを兼任するのですが、一応担当者ということで最初に挨拶として自己紹介をするのが決まりのようです。とは言っても、別にその子が必ずオーダーを取るとか飲み物等を持ってきてくれるということではなくて、近くにいる人に頼めばオーダーは取ってくれるし、料理や飲み物も違う人がもってくることもあります。


じゃあ、担当の人はどういうことをする人なの?というと、接客をしてくれるのです。食べ物や飲み物が無くなりそうだとオーダーを取りにきてくれるなんていうことから、ちょっとした会話をしかけてくれたりします。
例えば、普通のファミレスや居酒屋などでは、店員さんはゆっくりと会話をする暇なんてありません。呼ばれたらあちこちのテーブルに注文を聞きに行ったり、もしくはオーダーの品を届けたりしなければなりませんが、このようにテーブルごとに担当を設けることでおすすめの食べ物や飲み物を聞いたり、バイトの子同士は仲いいの?とか超どうでもいいことも聞いたりできるのです。


そういったちょっとした会話が結構楽しかったです。

2. あちこちで店員さんと写真を撮っている人がいる

お店のあちこちで記念に写真を撮ってる人が多く見受けられましたし、わたしと一緒に行った@morinmoriも帰り際に写真を撮ってもらってました。Too Shy Shy Boy*2なわたしは恥ずかしくてお願い出来ませんでしたが、オープンしてまだ日が浅いので「フーターズに行ってきたよ」っていうのはそれなりに話のタネになるんだろうなというのは何となくうかがい知れます。


そしてそんな要求に「ありがとうございます」と笑顔で応えた上に、慣れた様子でポーズをとる店員さんをみて、「これはもうサービスの一環なんだな」ということをはっきりと理解しました。


帰ってきてから、やっぱり写真を撮ってもらえばよかったと悔やんでいる32歳既婚(男性)です。

3. フーターズのダンスが楽し過ぎる

↑これ

突如始まったダンスはチョーよかった。
酔っぱらってたのもありますが、あの中で一番盛り上がって楽しんでいた自信があります...。ホント楽しかったんだよなあ。
「あれを体験せずにフーターズに行ったということなかれ」と言いたいくらいよかったです。


結局、2時間ほど食べて飲んで楽しんで14000円くらいでした。
場所や満足度を考えると、予想以上に安く済んだなというのが率直な感想です。

まとめ

フーターズについて、行ってみる前に抱いていた印象は「セクシーな格好をした女の子に囲まれて楽しむ場所」というものでした。
ところが今回行ってみて感じたのは「気軽に入れるライトで健康的なキャバクラ」だなとその印象を改めました。ただし、残念ながらわたし自身はキャバクラに行ったことがないのであくまで想像の範囲を出ることは出来ませんが、受けた印象としてはそう外れたものではないと確信しています。


まず、そう感じた一番の理由としてしっくりとくるのは、フーターズの店員さんは会話をすることで場を盛り上げ、そしてそこにいる人たちを楽しませることにかなり長けているという点が挙げられます。
一見すると「セクシーな格好で男性の心をわしづかみ」的なお店なのかと思いきや、実際にはそうではなくて、そういった格好をしている女性と楽しく会話できることが楽しいだけなんですよね。あのコスチュームだって、最初から最後まで興味をひき続けるようなものではなくて、あくまでつかみ(話題作り程度)としての役割しか担っていません。10分もみていれば見慣れてくるんです。


本質はセクシーな格好ではなくコミュニケーションなんだと考えれば、最初に店員さんが自己紹介をしてくれた理由も、テーブルごとに担当を決めることの意味も何となく理解できるような気がしてきます。


例えば、自分のいるテーブルを担当している店員さんと話をしているときに、その店員さんが別のテーブルに呼ばれたとします。これは他の飲食店サービスでは当たり前にあることなのですが、今まで会話していた人が別のところに呼ばれていなくなると何となく寂しい気がするのです。
じゃあ、どうするのか?というと、飲み物や食べ物をオーダーして、再度担当の人にきてもらってお話するというのも一案だと思います。少なくともオーダーは取りに来てくれるはずですから。


わたしはあんなふうにコミュニケーションを取ることがすごく楽しいと感じたのは意外だったのですが、でもまあそう感じる理由も気持ちも分かるなーと。
だって、あんなにかわいい女の子がセクシーな格好で話してくれたりこちらの話を聞いてくれたりして楽しくないわけがないじゃないですか。そしてあの状況が疑似キャバクラじゃなくて何なんだというのがわたしの主張であり、感じたことのまとめです。
あんなに楽しい時間を、あんな料金で過ごせるなんてすごいよなあー。


あと、フーターズ、リピート率結構いいんじゃないですかねーと思ったのも、今回のこの結論に至った理由の一つです。というのも、慣れた感じの一人客が意外に多かったです。



話がずいぶんと逸れてしまいましたが、とにかく楽しい2時間でした。
あの場の空気がすごくよかったのでもう一度行きたいなーと思ったので、また今度誰かを誘って行きたいなと思います。

*1:実際に都内に知り合いなんてほとんどいないのでそのとおりなんですが

*2:by 観月ありさ