「コララインとボタンの魔女3D」見たよ


引っ越して来たばっかりの家でふてくされていたコラライン。そこで偶然見つけた扉をくぐると、“別の”ママとパパが愉快な世界でコララインを待っていた。だが何かがおかしいこの世界。見せかけの世界で本当の両親を救おうとコララインの冒険が始まる――。『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の監督による長編3Dアニメーション。

『コララインとボタンの魔女 3D』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


ストップモーションアニメというのはNHKとかで少し観たことがあるくらいで映画で観るのは初めてでしたが、手作り感というか暖かみのある映像がとても印象的でした。ストーリー自体は童話や昔話によくあるものでしたが、この怖い世界観を表現する手段として独特な映像が非常にマッチしていましたし、それらが正しく相互作用しあって魅力をうみだしているすばらしい作品でした。
また、登場するキャラクターたちのいずれもユニークな上に印象的で、特にコララインが時折見せるふくれっ面は大変気に入りました。
このコララインの表情は思わず真似したくなること間違いなしですが、わたしが公衆の面前でこのような表情をしてしまうと大変多くの方に迷惑をかけてしまうことが予想されるのでなるべく一人の時にこっそり真似しています。


さて。本作はタイトルにあるとおり3D作品ですが、正直3Dであることにあまり意義を感じませんでした。
特に後半になればなるほど3Dであることを忘れてしまうというか、もはや3Dとは思えないような普通の映像にしか見えず、3Dメガネをかけていることで耳や首が疲れてしまうだけのように感じたのでした。3Dであることがこの不思議な世界観を演出する一翼を担っていたことを認めないわけではありませんが、3Dで観ると目が疲れやすいことを考えれば2Dでもよかったなーというのが率直な感想でした。


こういうとてもよく出来たアニメーション作品はなかなかお目にかかれないし、「おいしい話には裏がある」という教訓をこの作品から学んで欲しいなーと思うと、ぜひ子どもにもこの作品を見せたいなーと思うのですが、でも全体的に不気味過ぎるというか、うちの子たちはどちらも怖がりなのできっと観たら泣いてしまいそうな気がします。
予告を見せて観たいかどうかを聞いてみて、反応がよかったら子どもといっしょにもう一度観に行こうかな。


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