今回の帰省まとめ

ブログにもチョコチョコ書いていましたが、先週の金曜日から友人の結婚式に出るために秋田に帰省してきました。
3泊4日と私にしては短い帰省でしたが、形容する言葉が見つからないくらい非常に楽しい数日間でした。結婚式もすごく楽しかったし、それ以外にも友達や親戚と会ったり非常に充実した4日間でした。
唯一残念だったのは見ようと思ってた映画がひとつも見られなかったことくらいですが、それもまあ大した事じゃありません。
でもゾンビーノと3Dだけはガチで見たかった...。


そんな些細な後悔はともかくとして、このすごく楽しかった数日間の思い出と今の心境をしっかりと書き留めておこうと思います。

★2008/02/22 宇都宮から秋田へ移動

午後から仕事を休んで秋田へ移動しました。16時半には宇都宮を出て秋田に着いたのは20時。
3時間半は結構長いようにも感じますが、

    1. 仙台から乗り継がないといけない(乗り継ぎ時間がプラス)
    2. 冬場(他の列車の遅延等あり)


という条件が加えられていることを考えれば、この3時間半というのはかなりの好成績だと言えます。冬なんて新幹線でも1時間くらい遅れるのはざらですし、何より普通に雪が降っている中でのこのスピード感はまさに奇跡です。さすが俺の乗った新幹線。


そんなわけで予定どおり秋田に着いたわけですが、今回はまっすぐに実家に帰らずに友人(以下ナマハゲ)の家に直行する事にしていました。
ナマハゲは私が通っていた高校のすぐそばに住んでいるのですが、その高校は最寄の駅から歩いて20分くらいのところにありまして、ちょっと歩くには距離があります。


「駅から遠いし迎えに行くよ(chu!)」と優しくナマハゲは申し出てくれたのですが、卒業以来12年振りに8年振りに*1通学路を歩いて見ようと思いたった私は、そんなナマハゲからの申し出を無下に断り、重い荷物を抱えてナマハゲ宅まで歩いて向かいました。


俺は高校時代を思い出したかったのです。


...

(5分後)


ホント。冗談抜きでかなり無謀でした..。
路面は凍ってるから歩きづらいし、街灯もほとんど無いから道は真っ暗だし、舗装が悪くて転びそうになるし、本当に参りました。5分後..と書きましたが、ぶっちゃけ3分もしないうちに嫌になりました。冬の東北恐るべし!!
かっこわるいけど弱音を吐いて迎えに来てもらおうかと思いましたがこんな時に限って携帯の電池は充電切れ。かっこつけて写真付けてブログ更新なんてしてる場合じゃなかったです。ホント後悔しました。俺のバカ。


そんなわけで転びそうになりながら30分くらいかけて無事ナマハゲ邸へ到着し、お土産を渡したり、作りかけの二次会の案内を作ったりして楽しい時間を過ごしました。祭りは始まるまでが一番楽しい何ていいますが、たしかにこの始まる前の気持ちの盛り上がり方は異常だと思います。


あまりに楽し過ぎて時間の過ぎるのを忘れてしまい、心配した親が自発的に連れ帰りに着てしまう始末。二児の父親とは思えないくらい子ども扱いされながら実家に帰りました。


その夜は、楽しみ過ぎて眠れなかったのは内緒です。
しょうがないのでPSPしたり、持って行った本を読んだり、数検の過去問を解いたりして過ごしました。
全然自慢にならないので書いてしまいますが、私は数検の準1級を持っています。今度1級を取ろうとまた勉強を始めたのですがそのウォーミングアップにと思い手をつけた2級の計算問題が解けないという体たらく。そんな出会いたくない自分に出会ってしまい、がっかりした私は気を失うように眠りにつきました。


眠れない時には数学が一番。

★2008/02/23 披露宴当日

披露宴は午後からなので、午前中は特に何をするでもなくダラダラ過ごしました。ネット接続環境がないどころかパソコンすら無いのでプログラムもメールも出来ないし、冬だから海に行くわけにもいかないし、買い物行くにも店が無いし、映画を観に行くとしたら往復するだけで2時間かかるのでいけないという正に手詰まり状態。


そんなわけでナマハゲにメールしたりして気分を盛り上げて午前中は終了。


午後からはマコ*2たっての希望で家族3人を連れ立ってナマハゲ宅へ遊びに行き、しばし歓談。そしてその足で披露宴会場へ向かいました。


披露宴開始前には結婚する友達や高校卒業以来会ってなかった友達と合流。
中にはゆっくり話すのは10年ぶりくらいの友達もいたので、実際に会うまでは「会ったら何を話題にしようかな...」なんて悩んでいましたが、会ってしまったらそんな事はどうでもよくなりました。毎日高校に通って会っていた時のような、そんな雰囲気なんですよね〜。全然特別な感じがしませんでした。ただ顔を見て笑って笑われて。ホントそれだけなんですが、来て良かったなあと感じてしまいました。


その後始まった披露宴も、それはそれは楽しい宴でして、飲み過ぎないように自制するのが大変でした。
おいしい料理を食べながら、昔馴染みの友達と一緒に大事な仲間の結婚を祝えるこの楽しさは何ものにも変えがたい瞬間です。正直言ってあまりの楽しさに3回くらい泣きそうになりました。ホント良かった。


その後も二次会、三次会とワイワイ楽しんで最後はナマハゲ夫妻に家まで送ってもらいました。
あんな猛吹雪の中、送ってもらってすごく助かりました。送ってもらえなかったら間違いなく遭難していました。
いや、ほんとに。あの雪は本当にすごかったです。生死に関わるくらいの風雪に出会ったのは久しぶりで心底ビビってしまいました。あれは本当に死ねます。


帰ったら、ノドは痛いし、部屋も布団も寒いし、お風呂のお湯は抜かれてるし、ちょっとお腹空いたし、3時過ぎてるのに何故か家族一同起き出して来て遅いだなんだと怒られるし*3と泣きたい事尽くめでした。でも生きていることにこれほど感謝した日はないほど楽しい一日だったので余裕でスルー。
こんなに楽しい一日を過ごせた事が本当に嬉しくてその後もなかなか寝付けませんでした。


間違いなく人生でも屈指の楽しい一日でした。

★2008/02/24 披露宴翌日

朝からノドが痛くて活動する気が起きず、さらに外は前夜の雪で一面白銀の世界になっていてさらに外出する気を削いでくれます。
結局一日家でゴロゴロ過ごしました。
外出したのはお昼ご飯を買いにマジカルママへ買い物しに行ったときくらいです。徒歩2分くらいなので全然運動になりません。


前日の楽しさMAX状態からの落差がひどく、正直どうしていいのかさっぱり分からないまま一日が過ぎていきました。
マジカルママの弁当はおいしかったけど、それじゃあ今の俺の気持ちは満たされません...。

★2008/02/25 宇都宮に帰るぞ!!

さて。遂に秋田を出国する日になりました。
帰り際にナマハゲから披露宴の時の写真がもらえることになっていたので、秋田駅に行く途中にナマハゲ宅を訪問。
すると、今回披露宴に呼んでもらった友達夫妻もちょうど来ていて少し(わずか数分程度でしたが)話をしたり、写真をいただいたりしました。みんなで映ってる写真はとてもいい感じでしたし、すごくいい思い出になりました。大事にします!!


ふと写真を見ると、見慣れないキュートなイケメンが映っていました。よく分からなくて「これ誰?」とナマハゲに聞いたのですが、何と私でした。普段鏡をあまり見ないので全然気付きませんでした。いや〜、びっくりしました。

...


ま。秋田ジョークはこのくらいにして。


新幹線の時間が結構差し迫っていたので、急いで別れを告げて駅へ移動し何とか新幹線に乗って宇都宮に帰ってきました。
帰りはハホ*4よりも私が座っている事に飽きてしまい、二人で新幹線探索をしているうちにあっという間に着いてしまいました。行きよりも帰りの方が近く感じる伝説は本当でした。


あっという間の4日間でしたが、行く前からすごく楽しみだった上に実際に行ってからもすごく楽しくて、今もその余韻で毎日が楽しく感じられます。こんなにも長持ちしそうな生きる糧をもらったので当面は楽しい事がそれほどなくても頑張れそうです。


そういえば今回の帰省では4日間秋田に居たけど、ナマハゲとは毎日会えました。普段、帰省したって友達と会うことなんてあまりない私にしてみたら、非常に珍しい帰省だったような気がします。夜に部屋に押し掛けたり、バカ騒ぎしていると、楽しかった高校時代を思い出さずには居られませんでした。
高校という同じ場所で過ごしたのはたった3年間。卒業以降の12年間は別々の場所で別々の事をしながら過ごしていたのに、あんなふうに集まれば以前と同じく楽しめるのってすごく不思議だなと感じます。
今回結婚した友達にはあの場に呼んでくれた事をすごく感謝したいし、集まった友達みんなにも、歳をとっても中身は昔のままで居てくれたことがすごく嬉しかったと伝えたい。


いつになるのか分からないけど、またみんなで集まる日を楽しみにしています。

*1:大学4年の頃に教育実習で通っていたのをすっかり忘れていました

*2:

*3:帰宅が遅いと親に怒られる30歳男性なんて、情けなくて涙が出ます

*4:長女