2009年夏休みまとめ

今年は5日間という比較的短い夏休みでしたが、当初は夏休みをとれずに終わるんじゃないかと思っていたのと、終わってみればとても充実した休みだったために非常にリフレッシュすることが出来ました。
終わって一ヶ月近く経ちますが、忘れないうちにまとめておきます。


2009年8月15日()

今回の帰省について、一番大事な「秋田まで何で帰ろうか」ということをマコ*1と話し合ったのですが、高速料金が1000円で済むという餌に釣られて4年ぶりに車で帰ろうということになりました。
宇都宮市から男鹿市はおおよそ550kmくらい離れているため、おおよそ7時間くらいかかるだろうと計算し、混む時期でもあることから朝の5時くらいには出ようと決めて前日就寝しました。


ところが...。


深夜2時を過ぎたところで、子どもたち二人がなぜか目を覚まして起きだしてしまったのです。
どうやら前日に「車で帰省するよ」と伝えたことで興奮してしまったようでして、どうひいき目に見てもあと数時間は眠くならなそうな雰囲気が漂っていました。布団から抜け出してお茶飲んだりしてるし....。


時計を見るとまだ2時半。
でも予定の5時までもう一眠りできるかと言われるとたぶん無理だろうということで、予定よりもだいぶ早いのですがすぐに準備を始めて出発することにしました。そして、その直前まで本を読んでた私は徹夜が決定しました。


徹夜で運転か...死ぬかも知れないな...とか思いながら、でもまあ家族全員で一緒に死ぬならそれはそれでいいかなとか考えながら車に荷物を運んだりして準備をし、3時には宇都宮を後にしました。
高速までは15分くらいで到着してあとは延々と高速を突っ走ったのですが、夜から朝に移り変わる空がすごくきれいだとか、夜中の3時過ぎなのに結構たくさんの車が走っているとか、PAとかSAで寝ている人がものすごく多いとか、とにかく普段あまり見られない光景をたくさん見ることが出来ました。


普段は車の運転なんて大嫌いで、映画館までの30分の道のりだってめんどくさくて気乗りがしないくらいなのですが、こういう遠出もたまにはいいななんてウキウキしてしまいました。子どもたちが郡山を過ぎたあたりで眠り始めてからは静かなもので、思わず一緒に寝てしまいそうになりながら何とか運転を続けました。


途中で仮眠を取りつつ、何とか実家に着いたのは午前10時。おおよそ7時間のロングドライブでした。


運転でヘロヘロのわたしをさておいて、子どもらと父さん(子どもたちから見たら爺ちゃんか)はさっそくカニを採りに海へと旅立って行きました。数分歩いたところにある海では、この時期小さなカニがワサワサと沸いているのです。
疲れたわたしはそんな余興には付き合わず、部屋でゴロゴロとプレステをしていました。鉄拳3なつかしいなあ。


1時間もするとたくさんのカニを携えて子どもたちが帰還。




いくらなんでもこれは採りすぎだろう...。わたしだってこんなに捕まえたことはありません。
とりあえず窓辺においたのですが、常に「シャカシャカ」とカニが動き回る音がしてきて非常にうるさかったです。


結局、その日は本屋に本を買いに行ったり、鉄拳3をやり込んだりして一日を過ごしました。


ただ、やはり移動の疲れが残っていたのか、22時くらいには眠くて目が開けていられずあっという間に寝てしまいました。



2009年8月16日()

帰省二日目。


今日でお盆は終わりだということに気付き、急いで朝から墓参りへと直行しました。
その足で親戚の家にお土産を置きに行ったりして、帰りがけに自宅近くに出来た観光案内所に寄りました。


ここには背丈15mの巨大ななまはげが立っています。



これが出来て数年が経ちますがいつ来ても観光客が写真を撮っている光景を目にします。なまはげの造形そのものは大して目新しくもないのですがやはりこれだけ大きいと何となくありがたみが感じられるのでしょうか。幼いころからなまはげには何度も泣かされているので、いまさらありがたみなど感じるわけもありませんが、でもなまはげ人気が高まること自体はとても嬉しいことだと感じます。


20分ほど滞在したのちに帰宅し、すぐに子どもたちを両親に預かってもらってマコと二人で秋田市まで出かけることにしました。
わたしはどうしても映画が観たかったのでマコを説得して「路上のソリスト」を一緒に見に行ったのですが、前日の疲れが残っていたのか半分寝ながらの鑑賞でした。自分から誘っておいてこの体たらく...。


その後、駅前のフォーラスで本や服を見て回り、マコが好きなナガハマコーヒーで一休み。
このナガハマコーヒーというのは秋田ローカルなコーヒーチェーン店なのですが、気軽に入れる割に落ち着いた雰囲気もあってとても好きです。


といいつつ、わたしはコーヒー飲めませんけど...。


ここは店員さんがもれなく全員かわいいというすばらしいところでして、たぶん顔も採用基準に入ってると断言できます。秋田に行くことがあればぜひ行ってみていただきたいです。秋田美人という言葉にさほど信憑性を感じないわたしでも、このお店に来たときだけは信じられるような気がします。
そういえば、このお店には久しぶりに行ったのですが、店内で無線LANが使えるようになっていてびっくりしました。駅前なんだし、このくらいはあって当然かも知れませんがお店の雰囲気からは想像出来なくてちょっとびっくりしました。今度帰省したときにはここにパソコンを持ってこよう。


その後は両親や子どもたちと合流して晩御飯を食べ、帰宅。
みんなに隠れて鉄拳3をやっているうちに夜が更けてしまったのでした。なんで鉄拳3がこんなにおもしろいんだろう...。わたしの両親は、31歳にもなって鉄拳3に昼夜いそしむ息子を見てとても不憫そうな顔をしていました。


でもおもしろいんだからしょうがない!!


2009年8月17日(月)

今日から平日なので、両親は朝から仕事へと行ってしまいました。
取り残された私たち一家は、朝から日差しが痛いくらいの快晴だったので全員で海へと行って見ました。




ちょっとは日焼けしたいなと思ったわたしは上半身裸になってウロウロとしていたのですが、あまりに紫外線ビームが強過ぎて1時間もいるとヘロヘロになってしまいました。何という暑さ...。秋田のことを北東北だし日差しもたいしたことないだろうと舐めていましたがとんでもありませんでした。
せっかく移動の疲れが抜けたばかりなのに、またもや疲れ果ててしまったわたしはお昼前には実家へと逃げ帰りました。


戻ってみると置いていった携帯に着信あり、見てみると今日遊ぶ予定だった友達(以下ナマハゲ)からでした。
折り返し電話をすると今からこっちに来るよということでしたので20分ほど鉄拳3をして待つことにしました。3日目でやっと隠し要素の8割を出すことが出来たのですが、キャラクターでさえも全部出ていない状況なのでまだまだやり込める要素が満載です。これは秋田を帰る日までには全部終わらないだろうなと思いながらサバイバルモードをこなしていました。全然勝てなくてうんざりしてきました。


ナマハゲが来たのでまずはお昼ご飯を食べようということで、男鹿焼きそばを食べに観光案内所へと足を運びました。ここは前日も来た大きななまはげの像が立っているところです。
お盆明けということもあってかなり人は少なくて非常に寂しい様子ですが、そんなのはさておいてとにかく男鹿焼きそばを頼んでみました。スープとコーヒー付きで750円でした。



男鹿焼きそばというのはしょっつるで味付けをした焼きそばらしいのですが、ここのはしょっぱさが先立っていたのでしょっつるの味は正直さほど感じませんでした。味が濃いのは好きなのでいいけど。
具には海産物がたくさん入っていて、麺と会わせるとそのボリュームは十分満足できるものであり、味も期待どおりのおいしさでした。


焼きそばにはとても満足したのでじゃあどこか行こうかと立ち上がった矢先、不意に「わかめ昆布味のソフトクリーム」という単語が目に入ってきました。秋田にはババヘラアイスという東北界隈では名の知れたアイスや、角館の醤油ソフトクリームというのがあり、どちらもそこそこおいしいのですが、このわかめ昆布味のソフトクリームというのは初めて見るものでしてとても興味を惹かれました。



いそいそと注文して食べてみるとわかめの磯っぽい香りがさわやかで、さらに昆布のダシが効いているのかとてもコクがあっておいしいのです。絶対ネタアイスだと思ってたのにこんなにおいしいなんて...。
もし近くを通ることがあればぜひ食べてみることをお勧めしたいくらいおいしかったです。


その後、特にやりたいこともなかったわれわれはマンガ倉庫へと遊びに行くことにしました。


マンガ倉庫というのは中古ゲームやマンガ、DVDなどいろいろなものが売られているお店なのですが、ここでぶらぶらして2時間くらいを過ごしました。DVDもゲームも中古の割に高かったので全然買おうとは思わなかったのですが、唯一プレステのアーケードコントローラーだけは欲しくて買おうかどうかと悩んでしまいました。
アーケードコントローラーがあれば、鉄拳3もかなりスムーズに進められるなあとか、ぷよぷよもコントローラーがゲーセン気分で楽しめるなあとか欲しくていろんな理由で買うことを正当化しようと思ったのですが、結局実家にアーケードコントローラーを置いていったら怒られそうだなと買うのはあきらめました。
さほど安いものでもないしねえ...。


見るだけ見て特に何も買わずに出ようかとした矢先、入り口のところにPS2の福袋と書かれたコーナーを見つけました。
ゲームが5本入ってますと書かれたポップと1500円という値段を見てから顔を見合わせたわたしたちは、「せっかく*2だし2人でお金を半分ずつ出し合って買ってみようぜ」と視線で会話を済ませ、適当なのを選んでそそくさとレジへと向かいました。


お金を払い終えたわたしたちはもう一刻も早く開けてみたくてお店の外にあった休憩所へと駆け込んでバリバリと袋を破ってみました。
出てきたのはこの5本。

    1. 犬夜叉 -呪詛の仮面-
    2. アンリミテッド:サガ
    3. イース -ナピシュテムの匣
    4. アルネトリコ2
    5. 忘れた...

5本のうち、1本は忘れてしまったのですが、とりあえずどうでもいいゲームだったことは間違いなくて、覚悟していたとはなかなか衝撃的な内容にしばし打ちひしがれてしまいました。
そりゃまああの値段ですからそうだろうとは思いますが、さすがにいまさらアンサガ出されても...。


そしてものすごく凹んでいるわたしを横に、なぜだかノリノリで「もうひとつ買おうぜ」と言い始めたナマハゲを何とかなだめてそのまま帰途に着きました。いくら1500円程度の出費とは言え、これ以上精神的ダメージを受けたら宇都宮に帰る気力まで失われてしまいそうです。


とても楽しかったのにクソゲーを掴んでしまったことですっかり意気消沈してしまったわけですが、こんなものは処分してしまおうということになりました。やりもしないゲームを手元に置いておいてもしょうがないですし、何より持っているだけで開封したときの落胆ぶりを思い出してしまうのでさっさと手放したかったのです。


さすがに買ったお店にそのまま買い取りで持っていくのはまずそうだったので、実家近くにあるゲオへと持ち込みました。
ただ、せっかく買った5本をすべて売るのもこれまたどうかと思い直し、わたしとナマハゲそれぞれ1本ずつ手元に残すものを選ぶことにしました。
わたしはイースを選び、ナマハゲはアルネトリコ2を選び、そして残りはゲオで処分したのです。
他店で投売りされていたゲームを転売して儲けが出るとはさすがに思っていなかったのですが、お店の人から買い取り金額を告げられたときはあまりの金額にしばし固まってしまい、その後は笑いが止まりませんでした。


ゲーム3本売って160円ってねえ....。


その後自宅まで送ってもらい、とりあえず手元に残したゲームはクリアしようぜと約束してナマハゲは帰って行きました。


夜は親戚が遊びに来てくれたおかげで何となくお盆っぽさを味わえて楽しい時間を過ごしました。


もちろんそんなイベントがあったために鉄拳3はあまりできず、結局隠しキャラは全部出せずじまいでした。
次の帰省の楽しみにとっておこうと強がってみましたが、たぶんもうやらないだろうなあ...。

2009年8月18日(火)

午前中に秋田を後にして一路山形へと向かいました。
せっかく車で来たんだから寄り道して帰ろうとわたしが言い出して実現したわけですが、予想外に山形が遠くてびっくりしました。
今回は男鹿から湯沢までは高速を使って、そこからひたすら13号線を南下するだけなのですが、4時間近くもかかってしまいました。距離にして250kmくらいなので大した距離じゃないと思っていましたが、全然そんなことはなかったです。


途中、村山にある道の駅でお昼ご飯を食べた以外はほとんど休憩を取らずに移動したので、運転し慣れていないわたしは疲れきってしまいました...。参った。


4時間弱で山形市に到着し、すぐにホテルにチェックイン。6年間住んだ場所とは言え、既に離れて7年経っているので迷ってしまいました...。
その後はわたしは子どもたちを連れて市内を周遊し、山形がいかにすばらしい場所なのかということとわたしが学生の頃によく行った本屋やお店がどんなところなのかを説いて回りました。おいしい食べ物で釣ったおかげで2人とも山形がとても好きになってくれたようでよかったです。


この日は移動が長かったこともあり、わたし以外みな一様に疲れ果てていて早めに寝てしまいました。
ここ数日間は常に寝る前には鉄拳3をやっていたために、それがないことがとても寂しくてわたしはなかなか寝付けませんでした。

2009年8月19日(水)

この日は朝から移動をしてさっさと宇都宮に帰ってきました。全部高速に乗って4時間くらいで到着。
運転チョーめんどくさい!!

まとめ

    1. 車の運転めんどくさい → 来年の帰省は新幹線で!!
    2. やっぱり海はいい   → 来年は泳いで対岸に渡る!!
    3. 男鹿焼きそばがおいしかった → 別のお店のも食べてみたい!!
    4. 鉄拳3がおもしろかった → 次に帰省したときも鉄拳3!!


来年も楽しい夏休みになりますように。

*1:

*2:何がせっかくなのかは微妙ですが