陰日向に咲く


振り込め詐欺に手を染める借金まみれのダメ男、その男に騙される老婆、売れない崖っぷちアイドル、そのアイドルを応援するアキバ系オタク、大ボラ吹きのホームレス、そのホームレスに憧れて本当のホームレスになってしまうサラリーマン、ストリップ劇場の売れない芸人、そしてその芸人に恋をする田舎娘…。それでも一生懸命生きて、陰日向に咲こうとする、可笑しくて、悲しくて、愛おしい人間たちの物語。お笑い芸人・劇団ひとりが著したベストセラー「陰日向に咲く」を映画化。

『陰日向に咲く』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
原作は以前読んだ事があったのですが、出た当初に読んだせいか*1内容はすっかり忘れ去ってしまっていたのでほぼ未見と同じ気持ちで鑑賞出来ました。


この作品の一番の見所は宮崎あおいがお笑い芸人に扮するシーンです。他にもシンヤがオレオレ詐欺に手を染めてしまうクダリもすごくよかったけど、でもこれだけは譲れません。
彼女に対しては、害虫とかユリイカのような不機嫌系キャラのイメージばかり残っていたので、こんなはじけた宮崎あおいを見られる日が来るとは思っても居ませんでした。
こればかりは見てもらわないと分からないので、頑張って文章にしたところで意味が無いとは分かっていますがもう書きたくてしょうがないのです。宮崎あおいを好きな人はもちろん、そうで無い人もぜひこれだけは見てほしいです。


皆が手にした僅かな希望。それがどうなっていったのか、後日談も気になるところです。


公式サイトはこちら

[追記]

陰日向に咲く

陰日向に咲く

映画を見た後に原作を読み返して見ましたが、結構原作に忠実だったようです。
初めて原作を読んだ時は一度読んだだけじゃ分からなくて、何度か読んでなるほどなるほどと思ったのですが、そういった部分が映像だと非常にうまく表現されているなと感じました。


映画を見てから原作読むとより一層楽しめます!!

*1:2006年2月に読んでいるようです