いちばんきれいな水

姉と過ごした奇蹟の3日間。
いちばんきれいな水』のある秘密の場所で少女は、勇気を手に入れた。

小学6年生の夏美には、むずかしい病気で11年間眠ったままの姉・愛がいる。いばら姫のように美しく眠る愛を中心に、父と母の4人で、それでも穏やかに暮らしている。しかし夏休みのある日、母・陽子の妹でカメラマンの真理子が、遠く南米の地で事故に巻き込まれたという連絡が入る。夏美を残し、あわただしく現地へ出発する両親。姉妹が生まれてはじめて2人きりになったその夜に、奇蹟は起こる。愛が突然目を覚ましたのだ。いつの間にか19歳になったことに戸惑う愛。そして心は8歳のままの無邪気な姉に、振り回される夏美。愛は強引に夏美を誘い出し、“いちばんきれいな水”のある場所へ向かう。そこで夏美は、愛から思いがけないプレゼントを受け取る。ようやく心を近づけ、かけがえのないひとときを過ごす2人。しかし、次の朝、愛が目覚めることはなかった。ベッドの横に残された愛の絵日記。夏美は、それを読み、“いちばんきれいな水”の場所に秘められた真実を知る…。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6671


昨年末に見逃してしまいとても悔しい想いをしましたが、これは夏に見たい作品ですね。あの時見なくてよかったです(強がり)。


夏休みも塾に通い詰めの夏美(菅野莉央)に訪れたたった三日間の夏休みはとても面倒で、だけどとても大事な秘密のようで見ていてワクワクします。


何でこんなにワクワクしてくるのか考えてみたら理由は簡単。印象深いシーンは全て夜なんですよね。
夜の住宅街、夜の秘密の場所。夏の夜って言葉に出来ないくらい魅力的です。きっと昔の思い出とリンクしてそういうイメージが作られているのでしょうが、この作品で描かれている夏の夜は特に素敵です。親が居ないっていう設定もなかなかよいですね。


最近見た作品では「サイドカーに犬」が夏休みを描いた作品としてとても面白かったのですが、この作品もそれに劣らず夏休みを謳歌出来る作品です。大好きなお姉ちゃんと過ごすたった三日間。一生忘れない夏休みの思い出です。
加藤ローサみたいなかわいいお姉ちゃんだったら私も欲しいな。


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