HELL IS US


1. プレイ時間 - 36時間00分
2. ジャンル  - アクションアドベンチャー
3. 機種    - PlayStation 5
4. 感想
 [良かった点]
 (1) 操作していて楽しい
 (2) 謎解きがおもしろい
 (3) 成長システムがシンプル

 [悪かった点]
 (1) 暗すぎて画面が見えない
 (2) 死ぬと毎回デブのおっさんの顔が出てくる

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――『戦争』という地獄は、地球に巣食う『人類』という名の悪魔によって引き起こされる。舞台となるのは悲惨な内戦によって孤立した国家。荒れ果てた地で己の過去と向かい合い、謎に包まれた惨禍の呪縛を乗り越えよ。

『ヘル・イズ・アス』は謎めいた世界の探索と激しい近接戦闘を融合させた三人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。疑念を取り払い、真実を見つけるためにセミオープンワールドを探索し、異形の怪物に立ち向かえ。

今年(2025年)の夏休みはひさしぶりに鈍行で一人旅をしようともくろんでいたのですが、いろいろ考えて調整しているうちに嫌になってしまって旅行自体を止めることにしました。
当初考えていたのは新幹線で福井まで行って、そこから鈍行を乗り継いで3日くらいかけて新潟経由で宇都宮まで帰るというコースでした。只見線も乗ってみたいなとか思って調べてみたら乗り継ぎが絶望的に厳しくて、ここまでのんびりとした旅はいまは無理だと諦めちゃいました。いつか一か月くらい休みがとれたならぜひやってみたいです(一生やらないパターン)。

というわけで今年の夏休みは何も予定がなくなったのでのんびりと過ごすことにしたのですが、休みの前日になんとなくYouTubeを見てたら「Hell is us」のゲームプレイトレイラーが流れてきました。


www.youtube.com


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正直、そこまで好きな世界観ではなかったのですが発売された直後のゲームを存分にやる機会というのもなかなかないなと思ったので夏休みはこれを遊んで過ごそうと買ってみました。


本作はよくあるTPSのアクションアドベンチャーなんですが、(1)マップがないし次に行く場所への案内もない、(2)謎解きのヒントが異様に少ないという2点が特徴として挙げられます。
(2)の「謎解きのヒントがない」のはいいとしても、(1)の「マップがないし次に行く場所への案内もない」はなかなか強烈で遊んでいてかなりの不便さを感じました。完全なオープンワールドではなくて1つのステージがシームレスに展開されるセミオープンワールと呼ばれるタイプなので地図がなくても慣れれば迷うことはないのですが、それでも最近の親切なゲームに慣れた身にはかなりこたえました。恥ずかしながら方向オンチなんですよね....。もうどこに行くにも迷ってしまうので、場所をおぼえるまではかなりストレスを感じました。

コンセプトは分かるし心意気は買いたいのですがいかんせん便利さに慣れてしまったわたしにはハードでした。


と、いきなり文句で始まってしまいましたが、基本的には操作性がよいおかげで触っていてストレスを感じることはなかったし、ヒントが少ないと言われていた謎解きも想像力をもって立ち向かえば何とかなるものも多かったのでとても楽しく遊べました。
キャラクターを強くする方法も武器を強くするだけなので難しいことは考えなくてもよくて、昨今の複雑な成長システムにうんざりしていたのでこれは分かりやすくていいなと思いました。

映像もとてもきれいなのでマップの中を走り回っているだけでも冒険している気分になれました。


一方で、じゃあ最初に書いたマップがない以外に不満はないのか?というとそんなことはぜんぜんなくて不満もたくさんあります。
例えば洞窟に入るとあまりに暗すぎて何も見えなくなります。ホラーゲームでは暗くて見えにくいというのはよくあることですが、このゲームの暗がりは冗談抜きで何も見えなくなるところがあってさすがにやりすぎだろうと思いました。いくらなんでも見えな過ぎです。


# 例

あとはこのゲームはいわゆる死にゲーという一面もあってちょっと難しいところに差し掛かると何度も死んでしまうのですが、そのたびにデブのおっさんの顔が出てきて嫌な言葉をかけられます。何を言ってるのか分からないと思うので画像を載せると毎回こんなおっさんの顔を見せられます。

これはゲームの内容とリンクしているのでこういう演出があることは仕方ないとはわかっているのですがでも大変不快です。死にゲーで死んだら不快なシーンが出るのは何の嫌がらせなんだと思ってしまいました。

というわけで不満は不満であるのですが、難易度もボリュームもわりと適切だったのでいい夏休みの思い出になりました。
# 夏休み中にはクリアできなかったけど