1. プレイ時間 - 40時間30分
2. ジャンル - アクションRPG
3. 機種 - PlayStation 5
4. 感想
[良かった点]
(1) ストーリーがとてもよい
(2) シンプルな操作性
(3) あちこち寄り道できる[悪かった点]
(1) 目新しさが少し足りない
近所の本屋でファミ通を立ち読みしてたら「イースの最新作が発売される」という記事を見つけて喜びいさんで予約したのが去年の8月。9月末に発売ということでとても楽しみにしていたのですが、そのあたりから公私ともにいろいろとありすぎてゲームには手が出せなくてしばらく放置していました。おそらく人生で一番シリーズを負い続けているイースの最新作を放置するなんて...と気になってはいたのですが、なかなか新しいゲームを始める元気がわいてこないまま2023年の年末を迎えてしまいました。さすがに年内にはやりたいと思い立ち、たった5日しかない年末年始休暇(5日間==120時間)の3分の1を費やしてイース最新作を楽しみました。始めるまでは本を読みたいとか勉強したいとか思ってたのに、いざやり始めたらもうゲームのことしか考えられなくてあっという間にクリアまで遊んじゃいました。めちゃくちゃおもしろかったです。
本作は4年ぶりのナンバリングタイトルでしたが、基本的なシステムは9とあまり変わっていないというか、とくに違和感をおぼえることなく作品の世界を楽しむことができました。
おそらく操作やバトルシステムについては結構手が入ってそうなんですが、4年も経てばもうすっかり忘れていて「前とここが違う！」とかそういうことはまったく感じませんでしたし、ゲームの流れというか基本的な部分は前々作のイース8でほぼ完成されているのでそれを踏襲していて過去作のファンへの配慮が感じられました。ただ、あまりにきれいに踏襲し過ぎていたのでシステムに目新しさが足りないなというのも少し感じました。バイオハザードが4でシステムを刷新して好評だったのでそれを6まで引きずってしまったのと似ているのですが、あまりに評価の高いシステムを作り上げてしまうと続編でそれを変えるのが難しくなるというのはもどかしいというか難しいなと感じました。自分も目新しさが足りないと言いつつ、いまのこのイースのシステムめちゃくちゃ好きなのでドラスティックに変えられたらそれはそれで「イースっぽくない」と思っちゃいそうなんですよね。
過去の作品と緩く世界観を共有していつつ、作品固有のキャラクターたちと作り上げるストーリーはとてもおもしろかったしとてもよかったです。今作は操作できるキャラクターが2人だけだったので足りなそうだなと思ったのですが(イース8も9もたしか6人)、いざやってみると切り替える手間がなくて楽だったし育てる手間も省けて2人でまったく問題ありませんでした。
イースは物語の世界観がとても独特というか入り込むというよりは飲み込まれるような感じで没入してしまうし、過去作と背景となる世界観を共有していて地続きになっているということもあって10をやったら過去作もまた遊びたくなりました。今年はできるだけ時間を見つけてちょっとずつイース1からやり直したいです。
