自分の体と向き合う


今日はアキレス腱周囲炎のリハビリをしに行ってきました。
リハビリについては先日整形外科に行ったときに、「来週からリハビリしていきましょう」ということが告げられただけで特にどういうことをしますという話もなかったのですが、マッサージとかストレッチをするんだろうなという想像をしながら病院へと行ってきました。


病院に着いて受付へ行くとちょうど予約時間の少し前だったためかほぼ待たされることなく中に案内されました。


診察室の中に入ると担当の医師が待っていて、そこで口頭で脚の状況について話をしてからさらに奥のリハビリルームへと通されました。この病院には2013年から通っていますが、ここに通されたのは今回が初めてです。


指定されたところまで歩いて行くと一人の男性がいまして、話をうかがうとその方は担当してくれる理学療法士さんでした。今回行うリハビリというのは理学療法士の方がついて回復までのサポートをしてくれるということをそのとき初めて知りました。やはりわたしが思っていたよりも症状は軽くなかったようです。


今回、問診も含めて脚の状態を診てもらってわかったのはわたしが思っていた以上に自分自身の走り方には癖があり、そしてそのことが怪我のしやすさにつながっているということでした。

  • 下半身の左右のバランスがよくない
    • 左半身と右半身で筋肉量がぜんぜん違う(右側が弱すぎる)
    • 弱い方(右)が無理をしていて負担がかかっている
  • 体の使い方がよくない
    • 骨盤の動きが悪いので脚が頑張りすぎている
    • ふくらはぎや腱、太ももと連鎖的に負担がかかっている
  • 体のポテンシャルに対して運動量が多すぎる
    • 疲労が抜け切れてない状態で負荷がかかっている
    • オーバートレーニング気味


とにかく言われたのが「下半身の左右のバランスの悪さ」と「体の使い方がへたくそ」だということでした。前者はともかく、後者はとてもショックだったというか、指摘された内容がいちいちもっともだったし、実際に言われたとおりに体を動かせないことが何度もあっていかに自分が自身の体に興味をもってこなかったのかということを思い知らされました。「普段から運動している人とは思えない」という指摘が一番厳しかったし、「こういう体の使い方をしていると40歳を超えると故障が増えますよ」と言う話を聞かされて先行きに不安をおぼえました。


ただ、今回自分のダメなところを指摘してもらえたおかげでどこを改善すればよいのかということがぼんやりと見えてきました。


わたしは体が全部硬いのですがとくに足首がめちゃくちゃ硬くてそれが怪我の一因だとずっと思っていました。
だからストレッチも念入りにしていたしそのおかげで最近は怪我をしなくなってきたのかなと思っていましたが*1、今回ためしに聞いてみたら「体の柔軟性は大事だけど今回の怪我についてはそこは関係ない」とはっきり言われました。


そういった自分の思い込みも修正できたし、改善する方向性も明確になりました。
走りながら矯正しようと頑張りすぎると走り方がよけいに変になって怪我をしやすくなる不安がありますがいまは走ることはむずかしそうなので、走らないことで空いた時間を使ってしっかり体の動きや使い方を変えていこうと思います。



ちなみに、いくつかの方法で脚にストレスをかけてみた結果今回の怪我の原因はおそらく自転車の練習だろうということも言われました。
どうやらランニングが直接的な原因ではなさそうですが、60kmを走ったことによる疲労が残っていたこともまったく無関係ではないと思うので、長距離を走った後の疲れの抜き方についてももうちょっと工夫をしてみようと思います。わたしは昔から疲労をとるために休むというのができなくて、疲れをためこんでしまう悪い癖があります。意識の改革も含めてここは検討します。


ストレス発散のために走ってるんだからあんまりまじめにあれこれ考えながら走るのは好きじゃないんですが、走れなくなるのが一番ストレスがたまる原因なのでもうちょっと真剣に自分の体と向き合っていきます。

*1:実際に怪我の頻度も減ったので多少の効果はあったんだろうとは思いますが