昨日の夜。本棚から取り出して読み始めた本がおもしろすぎてまったく眠れず、最後まで読み切ったのは朝の4時を過ぎていました。ふだんから夜更かし気味ではありますが、さすがにこの時間まで起きていることはありません。
昨夜は宮下奈都さんの「よろこびの歌」を再読しましたが、これはほんとうにすごい作品です。
- 作者: 宮下奈都
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: Kindle版
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本作は新設されたばかりの女子高を舞台にした群像劇なのですが、読みすすめればすすめるほどに見える世界が広がっていくようなそんな心地よさが感じられる傑作です。さいきんこの作品の続編が出ているということを知ったわたしはまずは前作を読み直してから続編を読もうと前作を手に取ったのですが、読んでみたら初めて手に取ったときと同じかそれ以上に感動しました。
誰かがささやいた。マジックをかけられた私たちはもう歌うしかない。ただし、一度だけ。昼休みは短くて、移動と発声練習を終えると後は通して一度歌うだけでたちまち時間が過ぎてしまう。きっとこうやって過ぎていくのだろう。何もかも。誰かと心がふれあうときも、すれ違う時も、長かった冬も、すぐそこまで来ている春も。
142ページ
すべてのことは一瞬でありあっという間に過ぎ去ってしまうけれど、でも失われるものだからこそ失いがたく感じるし美しく見えるのだというのはすごくわかるなと共感をおぼえました。
朝の4時までかかってなんとか読み終えたので次は続編を読みたいのですが、じつはいま手元には読みたい本がたくさんあってどこから読んでいいのかわからない状態です。読書の秋とは言いますが読みたい本がたくさんありすぎるのも困ったものです。
読み終えたあとは日課のストレッチと腹筋をまだしていなかったことを覚えていたために15分くらいかけてストレッチや腹筋をやってから寝ました。最後の記憶がある時点で4時半は過ぎちゃってましたね...。
さて。今日の午前中は箱根駅伝の予選会の様子をテレビで見て、午後からは買い物に出かけたり映画を観に行ったりして過ごしました。
駅伝は当初予想していたとおりの大学が並んでいて、いかに一発勝負の選考レースだとはいっても各選手の5000mや10000mの持ちタイムを見れば本番の順位なりタイムをかなり高い確率で判定できるんだなということを実感しました。長距離も他のスポーツのようにやってみないと結果はわからないという一面はもちろんありますが、でも事前に高い確率で結果を予想できるのもまた事実だなと思いました。
個人的に応援していた東農大が12位で箱根に出られないのがとても残念でした。
そして夕方からは念願の「岸辺の旅」を鑑賞。
映画単体としては非常におもしろかったのですが、原作好きとしては納得できない描写も多くてどう受け止めていいのかすごく悩んでいます。
そんなわけで一日を無事に終えて夜は走りに出かけたのですが、昨日からふくらはぎがパンパンに張ってていますごくつらいです。
今日は早めに寝て昨夜の寝不足を取り戻します。おやすみなさい。