ロージー(リリー・コリンズ)とアレックス(サム・クラフリン)は、6歳からの幼なじみ。くだらない話も夢の話も恋の話も、何でも2人は共有し、ずっと一緒に青春を過ごしてきた友達以上、恋人未満の間柄。2人の夢は、小さなイギリスの田舎町を離れ、一緒にアメリカのボストンにある大学へ進学することだった。ところが、ロージーはクラスで人気の男の子と一夜を共にし、妊娠。彼女だけが地元に残り、アレックスをボストンの大学へと送り出す。お互いを想いながらも言葉にできないままに、初めて別々の人生を歩むことになる2人は、再会を誓うが――。
『あと1センチの恋』作品情報 | cinemacafe.net
わたしがリリー・コリンズ(以下リリコリ)を初めて観たのは「白雪姫と鏡の女王」という映画でした。
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この作品はタイトルのとおり白雪姫のお話なのですが、登場人物は旧来の白雪姫を踏襲しているものの王子が白雪姫を助けるという話ではなく白雪姫の成長譚として楽しめる非常に魅力的な作品でした。この作品は2012年に観た200作品の中でもっともわたし好みの作品でしてこの年のベストに選んだくらい大好きな作品なのですが、この作品で白雪姫を演じたのがリリコリでした。
最初に観たときは眉毛が豪快だなーくらいの印象しかなかったのですが、声やしゃべり方、そして表情豊かなところなどたくさんの魅力があることに気付いてしまい、いつの間にか大好きになってしまいました。この作品を観て以来、彼女のことが観たくて観たくてたまらなくて「白雪姫と鏡の女王」を観るために毎日劇場に通いました。
この作品を観て以来、彼女のことはすごく追いかけていたのですが彼女の出演作はなかなか日本では公開されず、公開されても近くで上映されなかったり運悪く観に行くタイミングがなかったりと結局この作品以降はまったく劇場で彼女の姿を見ることが出来ませんでした。しょうがないのでDVDを買って眺めていたものの物足りないというかやはりスクリーンで観たいなと思っていたら、なんと隣県の高崎市で彼女の主演作「あと1センチの恋」を上映することを知ったのです。
これはもう観に行くしかないぞということで、大好きなリリコリをスクリーンで観るために高崎まで足を運んで「あと1センチの恋」をみてきました。
高崎は宇都宮から高速にのって1時間半くらいかかりまして当初想像していたよりもわりと遠くて運転だけでも疲れたのですが、これもスクリーンでリリコリを観られると思えばまったく苦になりません。運転中はずっと「I BELIEVE IN LOVE」という歌を歌ってテンションを上げてました。
最高!
さて。
そんなわけで2年ぶりにスクリーンでリリコリが観られるということでかなり楽しみにして行った本作ですが、期待以上にリリコリ成分満載の内容でしてまるでリリコリのPVではないかと見紛うほど彼女の魅力にあふれた作品でした。とくべつストーリーがひねられているわけではなく、やっていることといえば幼なじみの二人がくっつくでもなく離れるでもなくを繰り返すだけというシンプルな内容なのですがこれがなんていうかすごくおもしろかったです。
幼い頃からずっとそばにいる相手だからこそ言えない言葉、踏み込めない一線があるというのはすごくわかるなと思ったし、ちょっとでき過ぎとしか思えないような結末も、長きにわたって「ある一線」を超えないままお互いを想い合う時間を持ち続けられた二人だからこそたどり着けたんだよなと納得できました。
若いうちに付き合ってしまっていたらどこかで冷めてしまっていただろうし、まして結婚して子どもができていたとしたら子育ての過程などですれ違いが生まれていたことは想像に難くありません。そういった一切合財を別の相手と経験したうえで、最後にたどり着いた相手が気心を知り尽くした幼なじみだったというのはある意味理想かも知れないなと思うし、お互いの想いを温め続けた時間が長かったことがこれから先も長く仲良くやっていけるのではないかという予感を与えてくれたように感じて、結末で描かれていた出来事以上にハッピーな気分になりました。
あとは音楽もすごくステキでしたし、ほんと惚れ惚れするくらいいい作品でした。
これもDVD欲しい!
109シネマズ高崎で鑑賞
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