「イコライザー」見たよ


昼はホームセンターで真面目に働くマッコール(デンゼル・ワシントン)。元CIAのトップエージェントであったが、現在は静かに暮らしている。ある夜、娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出逢い、本に関する他愛のない会話を交わす内に、彼女がロシアン・マフィアに酷い仕打ちを受けていることを知る。人生に夢さえ抱けず、傷つけられるテリーを助けるため、夜、マッコールはもう一つの「仕事」を遂行する−。それは人々を苦しめる悪人を葬り、どんなトラブルも完全抹消すること。しかし、この「仕事」がきっかけとなり、ロシアン・マフィアがマッコールを追い詰めて行くが…。

『イコライザー』作品情報 | cinemacafe.net


ホームセンターで働く気のいいおじさんマッコール。

彼はとても温厚で面倒見のよい優しいおっさんなのですが、夜になっても眠ることができず近所のDINERで夜な夜な読書をして過ごすというちょっと変わった生活をしています。ある夜、彼はいつも通っているDINERでテリーという女性と出会うのですが、とくにきっかけがあったわけではないものの、なにか惹かれるものがあったのかじょじょに二人は仲良くなっていきます。

ところが彼女はマフィアのクソ野郎どもに娼婦として働かされていてときおり暴力を振るわれていることをマッコールは知るのです。

助けたいけどなかなかできずもやもやとしていたある日、客からの仕打ちに耐えられずその客に抗ったテリーが、罰としてマフィアのクソ野郎にひどい怪我を負わせられてしまいます。

彼女の怪我の深刻さを目の当たりにしたマッコールは彼女を助けるべく、「このお金で彼女を解放してほしい」とマフィアにお金を渡してお願いをしに行くのですがやはりというか当然というかあっさりと拒絶されてしまいます。これはさすがにあきめるしかないのか...と思いきや、なんとマッコールは暴力でそのマフィアたちを殲滅してしまうのです

こんなBad Guyたちがそんなお願いを聞くわけないじゃん、甘いよ...と思って見ていたわたしは、あまりの急展開に飲んでいたスムージー吹き出しそうになりました。

じつはマッコールは身近にあるものを武器に戦う最強の男という役どころでして、マッコールを追いつめようとするマフィアたちとの戦いを描いたのが本作なのです。


「マッコールは実はすごくつよい」という設定なのはわかりましたが、主人公が強ければ強いほど強いライバルが出てくるのが定石ですし、そういった意味でも「いくら強いといっても限度があるだろう」と思って見ていたのですが、マッコールがあまりに強すぎて途中から「これ絶対負けない奴だわ」と確信するほど圧倒的な強さで悪い奴らをひねりつぶしていくのが見ていて快感でした。


ああいう器用な人に、どんなものでもそろっているホームセンターでゲリラ戦をさせたら負ける要素が無さ過ぎますね。


そんなわけでクズ野郎どもをマッコールが敵を蹂躙していく様を見ているのがとにかく爽快でしたが、中でもラストのスプリンクラーが全開になって水が降りしきる中現れたマッコールのかっこよさったらもうなかったです。ぜひこの調子で続編作ってくれたらうれしいです。


ちなみに、冒頭で「人生で一番大事な日は生まれた日と生まれた意味が分かった日だ」というマーク・トウェインの言葉が紹介されるのですが、「一番って言いながら二つも挙げるなよ。どっちが大事なんだよ!」とツッコまずにはいられませんでした。



@MOVIX宇都宮で鑑賞



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