女強盗のテスは、仲間のドーン、カラを連れて夜のラスベガスの古びたダイナーを訪れる。マフィアのボス・メルから、メルのシマを荒らす連中の正体を暴くよう依頼されていたテスは、ダイナーの女主人の口を割らせようと試みるが、奥から現れたコックのビリーに「お前たちを殺せばメルから金がもらえる」とライフルをつきつけられ…。そこへ警官姿の謎の男も現れ、現場は三つ巴の様相を呈し、事態は思わぬ方向に――。
『キリング・ショット』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。
ストーリーの見せ方はおもしろいと思ったし、テスたち3人の女子がかしましく騒ぐ様子は見ていて楽しかったのですが作品全体としてみれば残念な作品という印象を受けました。理由は後述しますが、わたしはあまり楽しめませんでした。
で、楽しめなかった理由なんですが、一番はよくわかんなかったってことなんですよね。
そしてわかんなかった一番の理由がブルース・ウィリスなんです。
彼は作中ではマフィアのボスという役柄で出てくるのですが、マフィアのボスという割にはなんか汚らしくてぜんぜんそんなふうには見えなかったんですよね。風貌はやけに年を感じさせる...と言えば聞こえはいいですが、ようはお爺ちゃんみたいで全然怖くないんです。あれを役作りと言われたら返す言葉はないのですが、みんなが恐れるマフィアのボスらしさが微塵もないんです。
全然悪そうでもなければ怖くもないってのは致命的によろしくないですね。
さらにわかんなかったのが、作中で主役の女子3人が車で移動をしている時に、テスがブルース・ウィリスの楽曲が入ったテープを取り出して流す→こんな曲かけないでよ!とカラがキレるという、狙ってるんだかなんだか分かりませんがいまいち笑えないブルース・ウィリスへの言及があったりしたんですよね。
作品全体にブルース・ウィリスをバカにしているのか、それともジョークなのか分からない部分があってかなり消化できずに困ってしまいました。
ブルース・ウィリスが出てなければもう少し楽しめた...ってこともないか。
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