「好きっていいなよ。」見たよ


16歳の橘めい(川口春奈)は友達も彼氏もつくらず、学校ではいつも独り。だが、学校一のイケメン黒沢大和(福士蒼汰)から突然、一方的に“友だち宣言”をされる。優しく一途な想いを秘めた大和とたくさんの“初めて”を経験して、色づき始めるめいの世界。やがて、初めての友達、初めての恋のライバルの出現で、いままで感じたことのなかった喜びを実感し、悩み、気持ちをぶつけ合い、傷つきながら、めいは、ある決心をするのだが…。

『好きっていいなよ。』作品情報 | cinemacafe.net


むかしからラブストーリーはわりと好きな方なんですが、こと邦画の少女漫画原作の映画に関してはあまりよい思い出がありません。
ストーリーの大半がご都合主義的展開なのはしょうがないにしても、設定にそぐわない外見のキャストや無理やり過ぎて興ざめする演出が多くて最初から最後まで1秒もノレない作品が少なくありません。

そんなに好きになれないなら作品が多いなら観なきゃいいのに...なんて言われそうですが、でもこのジャンルには「虹の女神」や「ただ、君を愛してる」、「君に届け」や「高校デビュー」、「僕等がいた*1」といった傑作があるのもまた事実でして、決してジャンルそのものが嫌いなわけではないしどちらかという好きな方だと思うのでつい観ちゃうんですよね。

ところが残念ながら肌に合わない作品も多いという...。


そんなわけで観ようかどうか迷ったのですが「もしかしたら傑作かも知れない」といういつもの気の迷いが発動しまして公開翌日に観てきました。


まず観てのざっくりとした感想は、覚悟していたほど悪くなかったけど正直おもしろいといえるほどいいところのない作品という感じでした。


学校一のイケメン役を演じた福士蒼汰くんは役にふさわしくて文句なしキャストでしたが、そんな福士くんに惚れられる橘めいを演じた川口春奈にはかなり違和感が残りました。だって、あれだけかわいらしくて魅力的な川口さんに対してなにも手を加えずにブサイクを演じさせるなんておかしいでしょ....。

男性陣のキャストについてはまったく異論がなかったのですが、女性陣についてはかなりどうかなと思うところが多かったです。


あと、ストーリーはそんなに悪くなかったのですが全体をとおして抑揚に欠けていたのと中盤以降で盛り上がるところがなくてあっさり終わってしまったためにものすごく物足りない印象を残しました。わたしは上映時間の長い映画が好きではないのですが、そのわたしが「上映時間はもう少し長くていいので最後にもう一波乱が追加した方がいいんじゃないか」と思うくらい味気なさをおぼえました。


(この作品のことを)好きっていえないなあ。。。


@MOVIX宇都宮で鑑賞


公式サイトはこちら

*1:個人的によかったのは前編のみ