2013年に観たおもしろかった作品トップ10



↑夏にrinoさんと奥日光に行ったときに撮った竜頭の滝


みなさんこんばんは。

先日、なんとなく思い立ってエゴサーチしてみたら「文句の多い映画クラスタ」と書かれていてちょっとへこんだいとっとです。文句が多いって言われるほどなんか文句書いてたっけ...。しょうじき思い当たるところがないのですが、いまさら自分の発言やら書いたものを読み直して確認する気にもなれなくてとりあえず放置プレイです。

そもそも映画クラスタにカテゴライズされるほどさいきんは映画観れてないんですけどね...。


さて。
今年も残すところあと3週間足らずとなりましたので、毎年恒例の「今年観たおもしろかった作品」を選ぼうと思います。
一昨年は100本選び、昨年はさまざまな切り口からトップ12*1を選んだわけですが、今年はふつうにトップ10を選ぼうかなと。というのも、今年は過去2年と比べるとまったく映画を観ていなくて例年比で約7割といった本数の鑑賞にとどまっています。

そんなわけで本数にものを言わせてあれこれ選ぶというのもむずかしいので総合、邦画、海外作品でトップ10を選びます(+アニメも追加しました)。

ルール

ルールは「映画館で観た作品」と「ここ一年で日本で公開された作品」です。
例年は午前十時の映画祭やリバイバル上映のことをどうするのかが悩みどころでしたが、今年は旧作をまったく観ていないのでまったく悩むことなく選べそうです。

総合(洋画、邦画全部)


2013年に観た1番おもしろかった作品は....。



四十九日のレシピ」でした!(この画像を使いたかっただけです、すいません)。


詳しくは後ほど書くとして残る作品も合わせて発表します。

1位 四十九日のレシピ


言いたいことは何もなくて、とにかくよかったです。
ひとつひとつのエピソードはいずれもわたしの琴線に触れるものばかりでして、観始めて10分で作品の世界にどっぷりと入り込んでしまいました。お父さんが浮気した娘の旦那に会いに行く話や死んだ妻との思い出を思い返しながら歩くシーンなどがとくに大好きです。

あと二階堂ふみちゃんがすばらしかった!

2位 タイピスト


タイピングを題材にした「スポ根」+「恋愛」+「プリンセスストーリー」というたいへんユニークな作品。
最初から最後までまったく飽きるところのない最高の出来栄えでした。最後の最後までワクワクしっぱなしでおもしろかったです。

3位 ばしゃ馬さんとビッグマウス


若いころはとくにですが「夢をもってそれに向かって努力しろ!」と言われることが少なくありません。でもその夢をかなえることができる人は一握りしかいないし、そもそもかなえたい夢というのはその時々で変わることもあるわけですからいつまでもかなわぬ夢にしがみつくことが正しいこととは言い切れません。でも一度かかげてしまった夢はなかなかあきらめられない...。


この作品はそんな夢を諦めるタイミングの難しさや等身大の自分を見据えて生きていくことの苦しさを丁寧に描いていて、直視するのがとてもつらい部分もありましたがでもそういった部分もふくめてとてもよい作品でした。

4位 マジック・マイク


今年はテイタムが大活躍した一年でしたが、そんな彼の出演作の中でもとりわけよかったのがこれ。
自分の店を持つことを夢見ながらその実現に向けてストリッパーとして小銭をかせいでいたテイタムですが....というお話ですが、「観るだけで圧倒される迫力あるストリップダンス」と「ヒューマンドラマとしてのおもしろさ」がとてもうまくからみあっていてたいへんおもしろかったです。

わたしも裸で踊りたくなりました(真顔)。

5位 悪の法則


ホラー映画よりも怖かった...。

6位 横道世之介


いつも自分の気持ちや考えにすごくまっすぐで、そこには自分をよく見せたいという計算・打算のない世之介の隙だらけの姿は、観ている誰もが警戒心を解いて心を許してしまいます。作中の登場人物たちと同じく、世之介の人間的な魅力にひきこまれてしまいました。

7位 マン・オブ・スティー


アルドラゴンボール!

8位 渾身 KON-SHIN


隠岐の島で20年に一度行われる古典大相撲が開かれた一日を描いた作品でしたが、大一番にかける意気込みや緊張感をわがことのように感じられるたいへんすばらしい作品でした。地区の名誉を一身に背負い、正三大関と呼ばれる複数の地区を代表する大関としてトリの一番で戦うその瞬間に向けてじょじょに高まる高揚感は、映画に限らずここ数年味わったことがないほどのものでした。

地区の多くの人たちからの期待と応援を背に土俵に立ち、「その場に立てる幸せ」と「負けられないという重責」をかみしめながら渾身の力をふりしぼって相手へとぶつかろうと踏み込むその一瞬。この映画のすべてのシーンはこの一瞬のためのピースだったと言っても過言ではないくらい、丁寧にひとつひとつのストーリーや演出が積み重ねられていたことにただただ感動をおぼえました。

9位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日


予告を観たときは実話をもとにした「こんなすごいことがあったんです系」の話かなと思ったのですが、童話や昔話、神話のような長く語り継がれる物語であることに見終えて気付きました。これはすごい。

10位 愛、アムール


たいへんいたたまれないお話ですが、でもこういった「理解するのではなく受け入れる物語」はとても好きです。

総合ランキングのまとめ

表にまとめます。

順位 タイトル 鑑賞日
1位 四十九日のレシピ 12月1日
2位 タイピスト 11月2日
3位 ばしゃ馬さんとビッグマウス 11月4日
4位 マジック・マイク 10月19日
5位 悪の法則 11月26日
6位 横道世之介 3月7日
7位 マン・オブ・スティー 8月31日
8位 渾身 KON-SHIN 1月25日
9位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 1月30日
10位 愛、アムール 5月25日

邦画



邦画のランキングを表にまとめます。

順位 タイトル 鑑賞日
1位 四十九日のレシピ 12月1日
2位 ばしゃ馬さんとビッグマウス 11月4日
3位 横道世之介 3月7日
4位 渾身 KON-SHIN 1月25日
5位 ペタルダンス 5月17日
6位 みなさん、さようなら 3月20日
7位 陽だまりの彼女 10月14日
8位 凶悪 9月25日
9位 さよなら渓谷 6月25日
10位 俺はまだ本気出してないだけ 6月15日

海外作品(邦画以外)



海外作品のランキングを表にまとめます。

順位 タイトル 鑑賞日
1位 タイピスト 11月2日
2位 マジック・マイク 10月19日
3位 悪の法則 11月26日
4位 マン・オブ・スティー 8月31日
5位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 1月30日
6位 愛、アムール 5月25日
7位 ゼロ・ダーク・サーティ 2月23日
8位 スター・トレック イントゥ・ダークネス 9月5日
9位 イノセントガーデン 8月8日
10位 ムーンライズ・キングダム 2月8日

アニメ

アニメはあんまり見てないのでとりあえず5本で。

順位 タイトル 鑑賞日
1位 映画クレヨンしんちゃん バカうまっ! B級グルメサバイバル!! 5月4日
2位 風立ちぬ 7月20日
3位 ドラえもん のび太のひみつ道具博物館 3月9日
4位 かぐや姫の物語 11月30日
5位 名探偵コナン 絶海の探偵 4月28日


今年はしんちゃんもドラえもんもおもしろくてよかったです。

審査員特別賞


「最近ガツンとくる作品観てないなあ...」という人向けにパンチの効いた作品をおすすめします。

ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー


コードネーム:ジャッカル


最後に


今年は仕事やマラソン大会などに忙しくて観ようと思っていた作品を見逃すことが多い一年でした。

Evernoteの観たい作品リストにはおおよそ50本くらい未見の作品が名を残していて、これらの作品を観てたらこのランキングも変わってたのかも知れないなと思っています。しょうがないんですけどちょっと寂しいです。

来年はもう少し映画を観よう!


(関連リンク)

*1:2012年の12にちなんでの数字です