「バイオハザード ダムネーション」見たよ


アメリカ合衆国大統領直属のエージェントのレオンは、東スラブ共和国の内戦で、生物兵器「B.O.W.」が使用されているという情報を受けて、一人で潜入を試みる。しかし、ほどなく東スラブ共和国から手を引くことが決定し、同国からの撤退命令が下る。だがレオンは「B.O.W.」の脅威によりこれ以上犠牲者を出さないため、撤退せずに単独で同国内での戦闘を継続することにし……。

バイオハザード ダムネーション (2012) - シネマトゥデイ

MOVIX宇都宮で観てきました。

同名ゲームのストーリーを流用したフルCGアニメーションでしたが、とてもおもしろかったです。
敵味方問わずゲームの登場人物をストーリーの主軸におくことで、ゲームをプレイしたことがある人にはほぼ余計な説明もなく物語に入り込めるように工夫されていたし、ゲームを意識した一人称視点は観ている側の緊張感をコントロールするようにうまく配置されていてとてもよかったです。

くわえて、敵役のリッカーやゾンビたちの気持ち悪い動きもよく再現できていたし、何よりもリッカーが味方になるという非常にユニークな展開が意外過ぎてとてもおどろかされました。敵が強すぎるせいもあってリッカーが捨て駒のようにどんどんとやられてしまいましてそれを観るのはとても忍びなかったのですが、ゾンビをふくむ生物兵器たちとの間に主従関係を持ちこむというあらたな試みのおかげで味方として観た場合のゾンビたちという視点を得ることができたのはおもしろかったです。


最初から最後まで緊張感が途切れない、まるでゲームをやっているような気分になれる作品でした。


と、ここまで書いて思いついたのですが、やたらとムービーシーンが多いゲームを「映画っぽいゲーム」とやや悪口のように評することはありましたが、この映画に向けて放った「ゲームっぽい映画」という言葉にはそういったネガティブな意味はこめられておらず、似たような言葉で評価しているのにこんな違いがあることがおもしろいなと感じました。


このレベルのCGでゲームができるようになったらうれしいなー。


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