「タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密」見たよ


ある日タンタンは、ガラスケースに入った帆船の模型をひと目で気に入り購入。すると、なぜか立て続けに2人の男がタンタンの前に現れ、それを高値で買い上げようとしてきた。謎を察知したタンタンは調べてみると、ユニコーン号という名前のこの船は17世紀に海賊の襲撃を受けて、洋上で忽然と消えたものだと判明。さらに、タンタンはマストに隠されていた羊皮紙の巻物を発見する。そこに記された暗号が、ユニコーン号の財宝のありかを示しており、船の模型と巻物がそれぞれ3つ揃うと、初めて暗号が完成するのだ。果たして財宝を狙う者たちの驚くべき正体とは――?

『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。
映画館に行くたびにこの作品の予告を観るはめになっていたので、NICKELODEON(ニコロデオン)の文字を観るたびに「またこの予告を観なきゃいけないのか...」とうんざりしていたのは内緒の話ですが、作品としてはかなり楽しみにしていたのでさっそく観てきました。

まず、入り組んだ設定や状況を見事に観客に伝えきった語りのうまさというかストーリーテリングもとてもよかったのですが、それ以上に実写と見紛うばかりの映像で実写では出来ないことを見せてくれるそのクオリティには感激しました。
例えば、ぶつかって目を回している人の状況を実際に頭の上で鳥が飛んでピヨピヨと飛び回ることで表現するなんてのは実写ではなかなかむずかしいと思いますし、そういった「出来そうだったけど出来なかった映像」を見せてくれたところにグッときました。

個人的に一番気に入ったのは、予告にも出てきていたバイクで鷹を追いかけるシーンです。

あの躍動感あふれる映像には心がおどるとかドキドキするなんて言葉では表現できない興奮をおぼえました。あのシーンだけでもこの作品を観てよかったと思えるくらいよかったです。あんなふうに興奮したのは、「崖の上のポニョ」でポニョが波にのりながら宗介とリサの車を追いかけるシーン以来です。
またあのシーンが観たいなあ...。


とにもかくにも最初から最後まで飽きずに鑑賞できるよい作品でした。


ちなみにこの作品は2D/3D、字幕/吹替えの組み合わせが選べるために、2Dがいいのか3Dがいいのか、吹替えがいいのか字幕がいいのかというところで悩んでいる方も多いようです。わたしは3D吹替えで観たのですが、その経験を踏まえてどれがいいのかを選ぶとすれば、"ベストポジションを抑えて3D吹替えで観る"か、もしくは"好きな席で2D吹替えで観る"のがいいんじゃないかというのがわたしの意見です。

まず2D/3Dについては3Dで観て損はないと思います。

この作品の映像は3Dで観る必然性のある映像であることは間違いないのでぜひ3Dをおすすめしたいのですが、一方で映像としての情報量が多過ぎるためなのか3Dで観るとものすごく目が疲れたんですよね...これ。私は観ている途中から頭痛がひどくなてしいまい参ってしまいました。たぶん座る場所がちょっとよくなかったんじゃないかと思ってます。

なので、3Dで観るならなるべくベストポジション(中段よりちょっと後ろの真ん中の列)で観て目が疲れないようにした方がよいのかなと思います。

もしくは2Dでも十分おもしろかったという意見も結構多かったので、目の疲れが心配な人は2Dでもいいかも知れません。


次に吹替えか字幕かについてですが、これは吹替えがいいと思います。
私は小覇王さんから吹替えがいいという情報を教えていただいていたので吹き替えにしたのですが、たしかに登場人物たちの会話(特にタンタンとハドック船長の会話)は違和感なく紡がれていてたいへんよかったです。あとは2D/3Dのところでも書いたとおり、画面からの情報量が半端ではなく多いので、せめてセリフは耳から摂取した方が目に優しくてよいと思いますのでここでは吹替えをおすすめしておきます。


とりあえずまだ観てない人は3D吹替えで観てきてください。話はそれからだ!


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