「カンフー・パンダ2」見たよ


小心者で食いしん坊のポーは、修行の末、カンフーを習得し伝説の“龍の戦士”となった。平和を守るためにマスター5たちと暮らしていたポーであったが、そこへ、強力な武器で中国を制圧し、カンフーを抹殺しようという野望を持つ、新たな敵、孔雀のシェン大老たちが現れる。強大な敵を倒すため、ポーとマスター5たちの戦いが、いまはじまる――。

『カンフー・パンダ2』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


前作はストーリーもよかったのですが、とりわけアクションシーンやキャラクターの動きや表情がとても楽しい作品でした。
だから続編が3Dで出ると聞いた時には「3Dじゃあれだけのアクションシーンは期待できないな...」と残念に思っていたのですが、実際に本作を観てもうびっくりしたというか感動しちゃいました。3Dであることをこれだけ活かしきったアクションシーンは初めて観たといっても過言ではないくらいにすばらしい映像を堪能できただけでも本当に満足しています。


わたしの中では「ラプンツェル」の3D映像がいままでで一番好きな3Dでしたが、本作はそれに勝るとも劣らないくらいのすばらしい出来の3D作品でした。


そんなすばらしい映像の多かった本作ですが、その中でもとりわけわたしが好きなのは最初のアクションシーンとなったシェンの部下たちとのバトルシーンでして、そのあまりの迫力となめらかな動きに思わず「うわー...すげぇ!」と声をもらしてしまうほどの感銘を受けました。周りに人がいなかったからよかったものの、客観的に見たらあれは完全に不審者ですよ...。もう前のめりになってすげえすげえと小声でぶつぶついいながら見入ってしまったわけですが、でもそのくらいのインパクトのある映像なのでぜひ多くの人に3Dで観て欲しいなと思いました。


あとはストーリーもとてもきっちりとまとめられていてよかったです。
前作はカンフーの使い手であることは前提としたうえで「誰が一番強いんだ!」というところで争っていたわけですが、今作はカンフーそのものが強さのバロメーターとして役に立たなくなるという危機に陥ってしまうという大きな展開を見せます。果たしてカンフーは強さの象徴であり続けられるのか、それともシェンのもっているような武器にその地位を奪われるのか。
正直こういうのは盛り上げ方としては大変ベタなんですが、でもこれが本当におもしろくて見事に心を奪われてしまいました。


ストーリーも映像もすばらしくて「観終えるのがもったいないくらいすてきな作品」というのが、この作品に対するわたしの評価です。


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