- 作者: 植田正也
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/09/02
- メディア: 文庫
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「広告の鬼」と恐れられた電通四代目社長、吉田秀雄。彼が残した電通「鬼十則」は五十年以上を経た今でも、仕事の原理・原則を説いたバイブルとして多くの人に支持されている。本書は広告戦略のプロが、現代社会に照らし合わせて、そのメッセージを分かりやすく解説したものである。“「大きな仕事」と取り組め小さな仕事は己を小さくする”など成功のエッセンスを説いた、経営者・ビジネスマン必読の書。
http://www.amazon.co.jp/dp/4569666868
この手の本はそこそこ読んだことがあるつもりですが、この本はあまりにひどい内容です。
と言っても電通の「鬼十則」とやらがひどいわけではなくて、それをダシに自分の言いたいことを垂れ流しているだけのしょうもない内容でした。最初は笑いながら読む余裕もあったのですが、だんだん頭が痛くなってきて、最後は本気で腹が立ってきました。そんなに昔がいいなら、一人で勝手に昭和に戻ってろと言いたい。
バカの一つ覚えみたいに「不易流行」だとか「宇宙の真理」とかいうけれど、この人の時代錯誤も甚だしいウンコみたいな価値観をそんな形容詞で飾るのはマジ勘弁して欲しいです。しかもそんなクソみたいな価値観を名言やら偉人の言葉と抱き合わせで押し付けようとするのは、嫌がらせ以外の何物でもありません。
つーか、こんなの偏見の固まりを露呈しているだけじゃん...。
(この本にあるおかしな内容)
正直「鬼十則」については、こんな説明なんかで補足されなくても十分理解できるシンプルなものなので、こんな本なんか読まずにネットで調べて読んだ方が賢明です。
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- 仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
- 仕事とは、先手先手と働き掛けて行くことで、受け身でやるものではない。
- 大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
- 難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
- 取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
- 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、長い間に天地のひらきができる。
- 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
- 自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
- 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。
- 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。
ここから抜粋