「イングロリアス・バスターズ」見たよ


ナチス占領下のフランス。家族を殺された少女・ショーシャナ(メラニー・ロラン)は、劇場の支配人として身分を隠しながら、ナチスを根絶やしにする壮大な復讐計画を進める。時を同じくして、アルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いるユダヤアメリカ人兵士の特殊部隊が、各地でナチスを次々と始末していた。その残虐な手口から“バスターズ”と呼ばれ、恐れられる彼らは、ドイツ人女優になりすました英国スパイと共に、打倒ナチスの極秘ミッションに参加する。周到な復讐計画を進めるショーシャナと、ナチスを片っ端から始末するバスターズ。それぞれの作戦が、劇場で開催される、ヒトラー総統を招いたナチのプロパガンダ映画のプレミア上映会で交錯する…。『パルプ・フィクション』などで知られるクエンティン・タランティーノ監督作。ブラッド・ピットがならず者軍団を取り仕切る中佐役を演じる。

『イングロリアス・バスターズ』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。
タランティーノ作品は初めてでしたが、あまりにスタンダードな作品で拍子抜けしてしまいました。わたしのイメージ(主に監督の顔を見た印象)ではとてもユニークな演出が売りなんじゃないかと勝手に思ってたのですが、全然的外れもいいところでして真正面からグイグイ押し込んでくるような力強さを感じるすばらしい作品でした。
5章に分けられたそれぞれの物語の中にはものの見事に全体を貫く一本の糸がとおっていて、その構成の巧みさには感動しました。


これものすごく面白かったのですが、でも「具体的にここがいい」とか「こういうところがよかった」みたいな答えが見えてこなくていまいちうまくまとまりません。精一杯言葉としてひねりだすとすれば「嘘がなくて美しい作品」というのが今のところのベストワードなのですが、それでも何だか言い足りない気がします。なんだかわからないけど、でも異様に面白くてもう一度観なくてはいけないようなそんな気持ちがわいてきています。


どうしても具体的な感想にはならないのですが、残酷な描写が苦手じゃなければ100%お奨めします。超傑作!!


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