「おれは非情勤」読んだよ

おれは非情勤 (集英社文庫)

おれは非情勤 (集英社文庫)

ミステリ作家をめざす「おれ」は、小学校の非常勤講師。下町の学校に赴任して2日目、体育館で女性教諭の死体が発見された。傍らには謎のダイイングメッセージが!一方、受け持ちのクラスにはいじめの気配がある…。盗難、自殺、脅迫、はては毒殺未遂(!?)まで、行く先々の学校で起こる怪事件。見事な推理を展開するクールな非常勤講師の活躍を描く異色ミステリ。他にジュブナイルの短篇2篇を収録。

http://www.amazon.co.jp/dp/4087475751

東野さんの本はただでさえ読みやすいのですが、本書では短編になったことで読みやすさに拍車がかかってしまい、あっという間に読み終わってしまいました。たしかに小学校を舞台に繰り広げられる数々の事件はおもしろいのですが、その短さとあっさりさには面白さよりも物足りなさの方が感じられました。


こういう作品もよいけれど、東野さんが書くのであればもっとえぐい作品の方が好きだな。