高速道路に墜落した1つの旅客機。もし、この事故が偶然なものではなかったとしたら、いままで起きた大惨事、天変地異が全て必然だったとしたら…。そして、未来に起きる出来事もすでに決まっていたとしたら…。いま、地球に何が起こっているのか? ニコラス・ケイジ主演、『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス監督が贈る、ディザスター・ムービー。
『ノウイング』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮にて。
CGとはとても思えないほどリアリティの感じられる映像と、その場に身をおいているかのように錯覚してしまうほど迫力のある大音量の音声がとてもすばらしい作品でした。飛行機が落ちるシーンや地下鉄脱線のシーンなんか、もう見ていて怖くなるくらい真に迫っていて臨場感ありすぎるのも困るなと思いながら鑑賞しました。
ただ、ストーリーの方は予告がすべてと言っても過言ではないくらいにあっさりとしたものでしたので、これはもう少しひねってもよかったんじゃないかと思います。いかにも何かありそうな雰囲気でしたが、終わってみれば冒頭で思い描いていた展開とまったく齟齬がなく、安心してみていられるという言葉がほめ言葉になるのかどうか分かりませんがまさに抑揚に欠ける作品でした。
「地球が静止する日」みたいに何十年前のSF映画を近代の映像技術でリメイクしましたとかだったら分かるんですけどね。あともうひとつ何かひねりというかひと押しみたいなのが欲しかったです。
ストーリーはいまいちだけど、映像はすばらしいので映画館でこそ観る価値はある作品だと思います。
ところで。
わたしはどうもこの邦題が苦手です。と言っても単に「Knowing」→「ノウイング」なので訳がどうこう言いたいわけではなくて、この字面がどうも気に食わないのです。しばらく眺めているとそれだけでしかめっつらになってしまうくらい好きになれない。
訳がいまいちとかそういう気に食わないはよくあるけれど、文字自体が気に入らないということはあまり経験がありません。
何でだろう?と思いながら文字を眺めているだけで不愉快になってくるのであまり深くは考えないようにしています...。
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